「治安が世界最悪の国」といわれるソマリア出身の高校生と話してみた
今日授業にソマリア出身orソマリア系アメリカ人の高校生4人が話をしに来ました。
彼女らは現在全員アメリカに住んでいますが、以前は彼女らor彼女らの親がソマリアで生活していたみたいです。
彼女らは2015年のNobel Peace Prize Forumでイスラム教への偏見やステレオタイプについての廃絶を訴えるパフォーマンスをしました。
「We are not those people.」
力強いメッセージが伝わってきます。
授業内の90分間では、彼女らの生い立ちや、学校での生活、ソマリアの文化とアメリカの文化の違いなどを話してくれました。
昼食時に、彼女らを見かけたので、いい機会だと思い、声をかけ、一緒にご飯を食べました。
彼女らはソマリアの文化はアジアの文化と似ているところが多く、親しみやすいと言っており、特に韓国ドラマにはまってるようです。彼女らの1人は、ドラマをずっと見ていたため、韓国語を流暢に話していました。
ソマリアといえば、永井陽右さんが立ち上げた日本ソマリア青年機構を思い出し、日本にもソマリアに関わる団体があるんだよー、などと話したりもしました。
日本の文化にも興味を持ってくれていて、日本にも行きたいと言ってくれました。
ソマリアというと、遠くかけ離れた国に思えますが、実際にその国の人と話してみるとぐっと身近なことのように感じます。感じるだけかもしれませんが。
あるCross-Cultural Psychologyの本の結論に、差別や戦争をなくすためには
「共感すること」、その「感覚」を磨くことが必要だと書いてありました。
その 「感覚」って、今日自分が感じたことなんだろうなと思います。
異なる国や民族の人と接することで、自分の国だけではなく、他の国の市民のことも同じ地球に住む市民として感じるようになる。
それが「グローバル市民」への最初の一歩ではないのでしょうか。
ともあれ、このように様々なバックグランドを持っている人に会える環境にいれることに感謝です。