日本人は1人だけ!アメリカの大学で教育を学んでみる

日本人は1人だけ!アメリカの大学で教育を学んでみる

休学してアメリカのリベラルアーツカレッジで教育を学ぶ学生。アメリカ留学2年間終了後、アフリカに行き、インド、南米の学校で働いてた。多くの教育関係者、海外に興味を持った方に読まれるブログを運営中。

アメリカの現地学校で教育実習!2日目 ~ アメリカの先生の1日の過ごし方~

 

2日目も無事終わりました!

 

今日は、初めて音読・文章理解のテストを担当しました。

 

日本語ならどうってことないのですが、いかんせん英語なので最初は少しドキドキしました。一応先生なので、先生らしく自信たっぷりに振る舞ってみたら、なんとかなりました。笑

 

テストの内容は、1分間でどれだけ多くの文章を音読できるか、文章の内容をどれだけ正確に把握できるかというもので、一人一人個別に行います。

 

音読後、生徒は読んだ文章を要約して、自分の言葉で表現します。そして、内容確認の10個の問いに口頭で答えます。

 

僕より音読が上手なのに、僕がテストする側ってなんだか不思議でした 笑

 

アメリカ社会では、「自分の言葉で表現すること」、「自分の意見を述べること」が要求されるので、このテストのように話す機会が多くあります。

 

 

さて、今日は僕を担当してくれている先生( 5年生 国語・社会担当)の1日のスケジュールを紹介します。

 

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まず初めに、この地区の学校は 

1年生 - 4年生 Elementary School       小学校

5年生 - 8年生    Middle School         中学校

9年生 -12年生   High School           高校

 

となっており、5年生でも 中学校の扱いなのです。今回紹介する先生は現在は国語と社会しか教えていませんが、以前には算数も教えていたそうです。

 

この学年では、算数を教えることにものすごく情熱を持っている先生がいるので、算数はみんなその先生に任せているそうです。

 

<1日のスケジュール>

7:45       学校到着・生徒の登校出迎え

8:03 - 8:46     1時間目       Reading

8:49 - 9:34           2時間目      Writing

9:37 - 10:20         3時間目      Social Studies

10:23 - 11:00       4時間目      Reading

11:00 - 11:20       休み時間     曜日によって校庭巡回

11:20 - 11:43  昼食                   

11:46 - 12:29       5時間目       休憩           

12:32 - 13:15       6時間目       Reading

13:18 - 14:01       7時間目       Writing                    

14:04 - 14:47  8時間目       休憩  (火曜日のみ学年ミーティング)

14:50 - 15:05                           ホームルーム 

16:00 ~                 帰宅

 

この時間割を見て、お気づきだと思いますが、授業時間が43分間という半端な数!

 

しかも4時間目だけ37分間。笑

 

そして、授業間の休み時間が3分しかない!!

 

他の友達にも聞いてみたところ、学校の時間割はそれぞれの学校で違うみたいですが、43分間や53分間の授業というのは珍しくないようです。

 

カリキュラムの関係からこうなってしまったと言っていました。

 

僕はこの半端な数にすごい違和感を感じてましたが、友達も子どもたちも特に気にしてる人はいなかったです。確かに、もともとそういう環境で育ったら気になりませんよね~。

 

僕が通ってた日本の学校はこんなことなかったのですが、日本にもこのような日程の学校はあるのでしょうか。

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それはさておき、授業前・授業後に職員会議などがこの学校にはありません。職員や生徒が知らなければいけないことがある場合は全てメールで送られてきます。

 

職員全員が集まるのは水曜の朝に1回のみ。学年ミーティングも火曜・木曜の二回のみ。

 

日本の学校では会議が多いと聞きますが、この学校では怖いぐらい会議がほとんどありません。

 

逆に、「何についてそんなに話すの?」と聞かれてしまいました。

 

おそらく、「学校行事が日本と比べて少ないこと」は一つの要因だと思うのですが、僕も日本の学校の職員会議でそんなに何が話されているのか知らないので、詳しくはこれから調べてみます。

 

また、先生は部活動の担当などはないので平均的に4時には帰宅できるそうです。(家では大体1時間程度仕事をするみたいです。)

 

そもそも日本でいう'部活'はありません。しかし、放課後に生徒が参加できるバスケットクラブ(冬)、サッカークラブ(夏)、バレーボールクラブ(夏)などはあります。

 

コーチは同じ大学の友達でした(給与ありだそうです)。

"勉強"は先生が教える、"スポーツ"はコーチが教えるという仕組みです。

 

「日本の先生は世界一労働時間が長い」と言われますが、日本の先生とアメリカの先生の1日はだいぶ違うようです。

 

明日は初の職員会議・校長との対談などがあります!

 

質問がある方は遠慮なく聞いてくださいー!

 

 

 

※あくまでも紹介している学校は僕が教育実習に行っている公立学校であって、アメリカ全ての学校が同じなわけではありません。この地区は比較的お金があり、学校設備は充実しています。

 

<このブログのアメリカ教育実習記が本になりました>