チリからアメリカに留学、そして先生に!
先月、自分が教育実習していた学校に戻りました。
学校で自分が教えていた生徒たちにあった時、生徒は
「Mr. Masaki が帰ってきた!!!」とちょっとしたお祭り騒ぎに 笑
でもその日の目的は、Ethnic Arts Festivalという学校の行事を宣伝することでした。
僕はその時に、日本の話をしたのですが、一緒に行った友達はチリ出身で、チリの国のことを紹介していました。
今までチリ出身の友達とは話したことなく、チリについてもモアイ島のイメージしかなくてチリの紹介に僕も聞き入ってしまいました。
彼はチリのバルパライソという世界遺産に登録されている町の出身です。
さすが世界遺産だけあって、建物が鮮やかです。
サンタクロースがサーフィンでやってくるという話や、子供たちの身近な話題である学校の話もしていました。
チリの学校は制服が私立・公立かまわずに絶対に着用義務らしいです。
これには、制服着用義務のない学校のアメリカの子供たちからは「えーー!」という反応が。
紹介しているときに「子供慣れしているな」と思ったら、案の定その友達は「先生になる」って言っていました。
そして、学校訪問が終わった後、チリの教育について話してくれました。
チリの初等教育は8年間、中等教育は4年間で大学は5年間。
中等教育は私立のほうが公立より評判がよく、大学は国立のほうが私立よりも評判が良いという日本の教育機関と似ています。
そして、 大学に入るために浪人する人も少ないようです。
大学に入るためには、大学入試があるみたいですが、大学側はテストのスコアと学校の成績の両方を見て決めるみたいです。
試験一発で、合格が決まる日本とはまた違いますね。
そして初等教育の後の段階で、理系・文系を決定して、その学校に特化した中等学校を選びます。
大学に入ると、専門科目をひたすら学ぶみたいです。
そして、アメリカの大学よりも忙しいと言ってました。。。
アメリカの大学よりも忙しいなんて、チリの大学生が日本に来たら驚愕するでしょう。笑
そんな話をしてくれた彼は、今年の夏からアメリカで先生になります!
アメリカで、彼の母語であるスペイン語を教えると言っていました。
アメリカでスペイン語は外国語扱いになるので、日本でいう英語みたいな存在です。
日本と似て、「外国語」を学習する意欲があまり高くないと言っていました。
世界共通である英語を母語とする人たちにとって、他の言語を学ぶ意欲が湧かないのは納得できますが。。。
そのような生徒たちに「スペイン語を好きになってもらいたい」と言っていました。
先生になって、何をしたいのかは人それぞれ。
色々な考えを持った、「将来の先生と繋がることができる」。
これがアメリカで教育を学ぶいいところ。
「将来先生としてまた会おう」と言って彼は去っていきました。
将来自分の生徒と彼の生徒を、国境を超えて交流させたりできたらいいなー、と思います。