世界が注目する人気急上昇のスワジランド祭り「ブッシュファイヤー」に行ってみた
「ブッシュファイヤー行く?」
という質問をされたのは、スワジランドに着くまでのバスの中でのこと。
よくよく聞いてみると、なんだか祭りのことらしいです。
そしたら、宿泊先の人たちもブッシュファイヤーのことを話していました。
「ブッシュファイヤーって祭りらしいけどそんなに有名なの?」と思って、グーグルで日本語で調べても一件もヒットしませんでした。
なので、この記事が「日本初」のブッシュファイヤーの記事です。笑
ホームページ:MTN BUSHFIRE 2016 | Home
「ブッシュファイヤー」とはスワジランドの3日間にわたるミュージックフェスティバルで、今年で10周年を迎えます。
近年ものすごく注目を浴びていて、世界各国からこの祭りのためだけにスワジランドに来ている人たちがたくさんいました。
イギリスのBBCでも、「トップ・アフリカン・フェスティバル」として選ばれています。
この祭りが開催されるのは、毎年5月の下旬ごろで、スワジランドの首都から20分ほど離れたところ。
首都から離れたところはあまり発展していなく、ホテルなどないので、キャンプの場所が設置されていて、皆ここでキャンプをします。
こんな感じです。
キャンプなんて10年ぶりだったのでテンションがあがりました!笑
僕は宿泊先の人たちと一緒にキャンプをしました。
僕がスワジランドで宿泊している場所は、実はNGOの拠点地で、そのNGOの人達はこの祭りでブースを出すことになっていました。
そして、このNGOの人達に「手伝ってくれない?」と言われていたので、初ブッシュファイヤーに運営側として関わることに。笑
ブースの準備をしたり、人を勧誘して団体のことを説明したり、ものづくり体験を子供にさせたりしました。
なんだか高校の文化祭や、大学の新歓をしているかんじでした。
こうゆう勧誘とかブースとかけっこう好きで、気づいたらNGOの人たちよりも働いていました。笑
しかし、過去の自分の経験と違うことが二つ。
①英語である
②このNGOのことをよく知らない
①に関しては慣れでなんとかなりました。最初はたどたどしかったものの何十回も説明していくうちに徐々に会話のテンポや、言い回しを習得し、最終日には流暢にジョークをはさみながら説明できるようになりました。
問題は②です。普通、何か説明する時って、ある程度それについての知識や経験がないといけないですよね。
しかし、僕にいたってはこのNGOのことを何も知らなかったし、もちろん体験も何もしていません。
なので、このNGOについての説明を急いで読んで頭に叩き込んだり、一緒に働いている人たちに色々聞きまくりました。
それでも、分からない質問された時は
「実は僕スワジランド来たの4日目であまりまだよくわからないんですよね。笑」
と正直に言って、他のスタッフに説明してもらいました。笑
こんなことをしているうちに、このNGOの活動をよく理解することができました。
このNGOはスワジランドの住む人たちに、「衛生管理」や「リサイクル」、「持続可能な社会のあり方」などを教えることを目的として、24年前に設立されました。
「手洗いの大切さ」や
「タイヤを使って椅子を作る方法」を教えることも活動の一環です。
僕も即興で、「牛乳などの紙パックから小さな財布を作る方法」を習得して、子供達に教えました。
そんなかんやで忙しくしていると、日が暮れてしまったので昼食をたべることに。
ブッシュファイヤーには、「グローバル・フード・ビレッジ」という世界各国の料理を堪能できる場所があります。
日本料理はなく、アジアからは中華料理だけでしたが。。。
僕は、モザンビーク料理を食べました。モザンビーク料理なんて聞くのも食べるのも初めてでしたが美味しかったです。
また、ブッシュファイヤーには地元の工芸品や手作り品などを買えるコーナーもあります。
値段もお手ごろで、お土産を買うのにちょうどいい場所です。
そして、夜はダンス!ダンス!ダンス!
老若男女問わずみんな踊っています。小さな子どもたちも夜11時頃でも楽しげに踊っています。
知らない人同士でもノリノリで踊ってました。
海外の祭りと日本の祭りの違いはここだと思います。
日本の祭りでは知らない人と交流することなんてないですよね。
僕も全然知らない人とノリで仲良くなって写真をとりました。笑
初めてのブッシュファイヤーで、キャンプを久しぶりに体験できたり、NGOのために働けたり、美味しいものも食べれたり、お土産も買えたり、地元の人と交流できて充実した3日間でした!!
ブッシュファイヤーは「祭り好きの人」は一度は必ず行っておきたい祭りだと思います!
スワジランドに来るなら、要チェックのイベントです!
さて、ブッシュファイヤーの後は、いよいよ教育実習の幕開けです~。