スワジランドの現地学校で教育実習!初日!
「ブッシュファイヤー」を満喫した、次の日は6時起きでした。
なぜなら、月曜日から教育実習が始まるからです。
アメリカで人生初の教育実習を終えた僕は、今度はどんな教育実習になるのだろうかとまたしてもドキドキワクワクでした。
「そもそもスワジ語話せないのに先生なれるのか?」と聞かれますが、スワジランドの公用語は英語とスワジ語で、僕の行く学校は授業を英語で教える学校なのでなんとかやってます。笑
(スワジ語で教えている学校もあります)
7:30に学校に集合して、8時から朝礼開始!
朝礼!!
アメリカではなかったなつかしの朝礼です。笑
朝礼では、先生の話や、国家を歌ったりします。
そして、朝会で僕のことが紹介されました!
子供達にとって、僕がおそらく人生初めての日本人でしょう。興味心身です。
しかし、アメリカの子供達と違うところは 、子供達が朝会後にすぐさま抱きついて来るところです。笑
ハグをする文化のスワジランドでは、子供達がめちゃくちゃくっついて来ます。笑
日本は握手もハグなく、「できるだけ触れないようにする文化」なので正反対ですね。
ハグの嵐を終えた後、担当の先生に挨拶をして、スケジュールのことを話して、、、
と思っていたのですが、担当の先生はいないみたいです!!
「自由に色んなクラスを回って」と言うことだったので、一番近くにあった5年生のクラスに行きました。
5年生の先生が授業終盤に、「質問ある人?」と聞いた途端に、子どもたちは我先にと争うように手を挙げ始めました。
最初の質問はこれです。
「中国語話せますか?」
「話せません!!!」
と即答。
スワジランドでよくあるのが、中国人と間違えられることです。
中国の会社がアフリカに進出して、アフリカにいる中国人の人口が増えたため、中国人をよく見かけるみたいです。
僕らが「ケニヤ人」と「スワジ人」を見分けるのが難しいのと同様、彼らも中国人と日本人を見分けることは難しいみたいです。
そして、気を取り直して次の質問に行きました。
「Helloって日本語でなんて言うのですか?」
予想していたこの質問。この質問は、日本語を教えたことのある方は分かると思いますが、ものすごく難しい質問です。
なぜなら、日本語には「Hello」に対応する言葉がないからです。
「こんにちは」を思い浮かべる人はいるかもしれませんが、「こんにちは」は「Hello」のように親しい友人などには使いません。
「こんにちは」は丁寧な挨拶で、目上や知らない人など、多少距離のある人に対して使います。
朝は「おはよう」と友達に言いますが、午後に言う言葉はみつかりません。(僕は大体友達の名前を呼びます)
なので、「Hello」に対応する日本語は存在しないのです。
しかし、それを5年生に説明するわけでもないので、一番「Hello」にニュアンスの近い「こんにちは」をやっぱり教えました。
新しい言語を聞いた彼らは「驚きの顔」をしていました。
ちなみに、教室はこんな感じです。
教室にあるのは黒板のみ。ホワイトボード、プロジェクター、電子黒板などはもちろんありません。
アメリカの学校とは正反対です。
「そんな環境にいる彼らは可愛そうです。」
と、言いたいのではありません。
この学校の生徒はたくましく学習しています。
また、先生たちもこの環境に屈していません。
この学校は、他の国の学校と比べてテクノロジーなどの設備はあまりありません。
しかし、テクノロジーはなくても教えることが十分可能です。
このような「テクノロジーも何もないとことでどれだけできるか」で「教師の技量が測れる」と感じました。
「教えることの根本的な要素」がシンプルに見えるスワジランドの学校。
「教えることの基礎」を習得するにはベストな環境なのではないかと思います。
そして、休み時間には子供たちと土のグラウンドでサッカーをしました。
2回目の教育実習ともあり、だいぶ余裕がある初日を過ごしました。笑
やっぱり子どもたちは無邪気です。日本でも、アメリカでも、スワジランドでも同じなんだなー、という一面を見れて良かったです。
これから5週間に渡って教育実習を行うので、スワジランドの学校について質問などがあったら遠慮せずに聞いてください!
明日も新しい発見や日本、アメリカとの違いを探してきます!
実はこの記事はアメリカの教育実習の初日の記事とほぼ同じ構成でかいています。笑
見比べてみると面白いかもしれません。笑
kyouikuwoamerikade.hatenadiary.jp