日本人は1人だけ!アメリカの大学で教育を学んでみる

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日本人は1人だけ!アメリカの大学で教育を学んでみる

早大を休学してアメリカのリベラルアーツカレッジで教育を学ぶ学生。アメリカ留学2年間終了後、アフリカに行き、現在はインドで働いている。多くの教育関係者、海外に興味を持った方に読まれるブログを運営中。

僕が発見した生徒を動かす「魔法の言葉」

 

火曜日。

 

なんだか今日は生徒の様子がおかしいです。
 
 
生徒たちが全然言うことを聞きません。ベヘイバー・チャートをも全然効果がなし。
 
 
なんでかわからりません。
 
 
1人の生徒が席を立ち、黒板に僕が時間をかけて丁寧に板書したのを消し始めました。
 
 
それを見た他の生徒たちは「辞めなよ」と言うのではなく、面白がって笑い始めました。
 
 
 
それに思わずカッとなってしまい、
 
 
生徒を叩いてしまいました。
 
 
それを見た生徒は、唖然とし
 
 
「暴力はいけないんだよ!!!!」
 
 
と叫び混乱し始めます。
 
 
やってしまった。。。
 
 
前の先生が体罰で解雇になったばっかだったのに。
 
 
どうしよう。
 
どうしよう。
 
どうしよう。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
というところで目が覚めました。
 
 
嫌な夢でした。
 
 
しかし、夢でよかったとホッと胸をなでおろしながら、学校に行く準備をしました。
 
 
学校に着いてからは、更なる教室改善を試みました。
 
 
まず、机の下にテープを貼って机がどこにあればいいか明確にしました

 

机の配置を変えたことで、以前よりも机がずれやすくなり整列が難しくなったからです。

 

f:id:Finalist7:20160802232929j:plain

 

 

そして、一人一人の鞄を置く場所を決めました

 

f:id:Finalist7:20160802233018j:plain

 

今までは、鞄を放り投げていたので、一人一人の場所にネームプレートをつけて、自分の鞄をどこに置けばいいかわかる仕組みを作りました

 

生徒は「ここは私の場所!」と言って、自分の置く場所があることを喜んでいました。

 

片付けの基本は、「決められた場所に決められたものを置く」ことなので、この決められた場所を提示してあげました。

 

以前までは、「片付け」といっても何をすればいいかわからない状態だったので、一つ一つのステップを細分化して伝えました。

 

今日の授業では、少し日本のことを教えました。

 

「絵を書く」時間があったので、簡単な「日本の国旗」を書かせてみました。

 

f:id:Finalist7:20160802233147j:plain

 

書き終わったら自慢げに見せてきました。笑

 

また、お辞儀の練習なども生徒は喜んでやっていました。笑

 

 

f:id:Finalist7:20160802235000j:plain

 

異なる文化の慣習を楽しんでいるようです。

 

授業中には、クワイエット・ゲーム(Quiet Game)の実施をしました。

 

これは僕が考案したゲームで「ただ5分間黙って勉強をする」というものです。

 

この間は「おじゃべり、立ち歩き」一切禁止です。

 

「質問がある」時だけは静かに手を挙げて先生を待つことができます。

 

このゲームをしている間は、話し始めた瞬間にビヘイバー・チャートのネームプレートが下がります。

 

f:id:Finalist7:20160801223702j:plain

 

また反対に、5分間一度も話すことがなかったら、名前が上がります。

 

これを、授業中にうるさくなってきた時間帯を見極めて実施しました。

 

結果的に、生徒たちは見事に静まりました。

 

5分間生徒たちは一言も話さなかったので、ちゃっかり9分間までゲームを延長しました。笑

 

終わった後は、「よく集中していたね」と褒めて、名前を一段階上に上げます。

 

「常に静かにしている」必要はないと思いますが、1日の間に何分かは「しーんと」して勉強に集中する時間は必要だと思います。

 

掃除タイム

 

一日の授業の終わる前には、「掃除」の時間を作りました。

 

この学校は、アメリカと同様に掃除の文化がありません。

 

(この記事でもアメリカの掃除文化について書いています。)

kyouikuwoamerikade.hatenadiary.jp

 

 

なので、「清掃員」を雇って全ての教室を掃除をしてもらっています。

 

僕は、自分の教室は最低限は自分たちできれいにするべきであると考えたので、生徒たちに「ごみを拾おう!」と言いました。

 

これも、ただ「ごみを拾う」というのではなく、「ゴミ拾いゲーム」として、

 

「ごみを10個集めるゲームをしよう!」と言います。

 

なんでもゲームって言うだけで、あら不思議。

 

生徒たちは掃除するのをやる気出はじめます。

 f:id:Finalist7:20160802233519j:plain

 

 

「ゲーム」って魔法の言葉ですね。笑

 

でも、こうしたちょっとした工夫やテクニックで生徒の態度ががらりと変わるのはとても興味深いです。

 

だからこそ、1つ1つの言動や行動まで気配りをしなければならないと感じました。

 

 掃除をして教室もきれいになって、気持ちよく帰ることができた最終週2日目でした。

 

この学校にいるのも残り3日です。

 

 

 

 

<このブログのアメリカ教育実習記が本になりました>