【世界遺産】アジャンター石窟群に行ってみた~インド旅行記~
9月7日から9月11日まで学校が休校でした。
これは象の頭のヒンドゥー教の神「ガネーシャ」の生誕を祝う祭りが10日間に渡って行われるからです。(2016年は9月4日から9月13日までです)
「富の神様」「学問の神様」として、僕のいるマハラシュトラ州(ムンバイやプネーがある州)を中心に多く信仰されています。
休みがあるということなので、「小旅行にでかけよう!」と決めました。
インドでは毎日オフィスや学校に行ってるので、インドに来てから観光は全くしていませんでした。
ルームメイトも一緒に行きたいと言っていたので、旅行の予定を立てたところ「今から3時間後のバスに乗るとお金をあまりかけずに済む」となりました。
この計画をしていたのは夜の11時です。
そこから3時間後とは深夜2時です。笑
僕は行動をすぐしたいタイプなので、
「よし行こう!」
と言って、準備を始めました。
そして、準備が整い「さあ行くぞ!!」というところでルームメイトが、
「やっぱ俺行けない。。。」
と、突然の離脱宣言。笑
「えーーーーーー!!!!」
「行くって言ったじゃん!!!!!なんで!!!1」
とはあまり思わず、「じゃあ1人で行ってくるね!」
とさらっと伝えて、1人で深夜バスに乗って目的地のアジャンター石窟群に向かうことに。
実は、ルームメイトと約2ヶ月間一緒に済んでいて、なんとなくルームメイトが離脱することを予想できていたのです。
2人で予定を立てるときはいつも予定が二転、三転、四転して、
「うん。やっぱり止めよう。」
となることが多かったからです。笑
今回はせっかくの休みで、どうしても行きたかったので1人でも行くことにしました。
深夜バスのバス停に着くと思ったよりも豪華なバスが待ってました。
深夜バスを使うのは日本でもインドでも始めてなのでワクワクしていました。
中はこんな感じです!
(バスが揺れていたため写真もブレてしまいました。。。)
寝台列車みたいに横になって寝れるなんて思ってなかったので感激でした!
インドクオリティーも捨てたもんじゃありません。笑
そして、アジャンター石窟群までバスで行くことができるアウランガーバードという町に向かいます。
寝心地もよく、気づいたら朝になっていて、5時間ほどであっという間にアウランガーバードにつきました。
ここから2時間かけて、アジャンター石窟群に向かいます。
平日とあってアジャンター石窟群に向かう人は僕ともう1人だけ。
話しかけてみるとドイツ出身で、「世界中を徒歩で歩く旅」をしているそうです。
(今回アジャンター石窟群に行くのには特別にバスを使ってるみたいでした)
窓の風景が石窟に向かうに向けて、だんだん緑の多い風景に変わっていきます。
2時間後バスに揺られてついに着きました!!
これが、世界遺産のアジャンター石窟群です!!
この石窟群は紀元前1世紀頃から開窟されました。
「そんな昔の時代にこんなものを作れたのか」と感心してしまいました。
石窟は大小30あり、中に入る時には靴を脱がなければいけません。
僕はいちいち脱いだり履いたりするのが面倒だったので、一番初めの石窟のところに靴を置いておくことにしました。
この判断は間違いだったと後に気づきます。。。
アジャンター石窟群は仏教の石窟寺院の集まりで、装飾や壁画が豪華です。
天井や柱の細部にまで装飾がされています。
菩薩像が横たわっている像もありました。
このような場所にいると
「なぜ人々はこれを作ったのか」「仏教はどうしてこんなにも多くの人の心を掴んだのか」
など疑問に思い、仏教についてもっと知りたくなりました。
何かを「体験」してそこから興味が生まれることって多いと思います。
仏教の場所に行くのだから、仏教について先に下調べしておくべきだという意見もあります。
でも、僕はとにかく行動してみるということも大事であると思います。
ヨーロッパに行った時、僕は宗教について知っていることは皆無でした。
しかし、色々な教会を訪ねるたびに「宗教」について段々と興味を持ち始めて、「新約聖書」、「旧約聖書」、イスラム教の「コーラン」の本まで読むようになりました。
考えることはとても重要ですが、考えすぎると行動ができなくなります。
なので、この「考えること」と「行動すること」のバランスを上手く取りたいです。
そして、アジャンター石窟群で僕は常に裸足でした。
この滝を見るために丘を登る時も裸足でした。
石が足の裏に突き刺さってきます。
その痛みに耐えながらも前に進んでいきます。
なんだか、世界遺産の観光と同時に足つぼマッサージを受けているような不思議な気分です。
「痛いけど、少し気持ちいい。けど、地面あっっっっつ。」
という感じで終始足のことばかり気にしていました。
この写真を撮っているときも、「足が熱いから早く!!」と言ってました。笑
(笑顔が引きつっています。笑)
(ドイツ人の彼は余裕そうです。笑)
一番最後に、靴を置いた場所に戻って靴を履きました。
靴を履くともう足の痛みや地面の暑さ、石ころが前に転がっているかを気にする必要はありません。
アジャンター石窟群に行って忘れかけていた大切なことに気づきました。
「靴って偉大だ!!!!!」
※アジャンター石窟群では靴を持ち運ぶことを強くお勧めします。
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