日本人は1人だけ!アメリカの大学で教育を学んでみる

日本人は1人だけ!アメリカの大学で教育を学んでみる

休学してアメリカのリベラルアーツカレッジで教育を学ぶ学生。アメリカ留学2年間終了後、アフリカに行き、インド、南米の学校で働いてた。多くの教育関係者、海外に興味を持った方に読まれるブログを運営中。

マジックと授業の不思議な5つの共通点~インドの学校最終週~

 
今日は生徒たちがあるものを手にしました。
 
 
それは、、、、
 
 

タブレットです!!!!!

 

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なぜインドの学校の中でも貧しい学校にタブレットが支給されたかというと、Teach For Indiaが寄付したからです。
 
 
生徒達は大喜び!!!!
 
 
たちまち、生徒はタブレットに夢中になっています! f:id:Finalist7:20160916170649j:plain
 
これから算数や英語の授業でタブレットを活用していくみたいです。
 

学校もどんどん変わっていくんですね~。

 

アメリカの学校はもっとすごいことになってましたが。。。。

 

アメリカの学校のテクノロジーはこちらから

kyouikuwoamerikade.hatenadiary.jp

 

  
しかし、1つ気にかかることがありました。
 
それは、タブレットを使うことができるのはTeach For Indiaから派遣されてる先生の担当するクラスだけということです。
 
 
Teach For Indiaから派遣されてる先生が担任ならタブレットを使える。
 
 
そうではないなら使うことができない。
 
 
同じ学校に通っているのにこの違いです。
 
 
こんなの運でしかないです。
 
 
僕がいるクラスの子どもはたまたまラッキーでした。
 
 
しかし、これはこのタブレットのことだけではないと思います。
 
 
生まれた家庭や環境によって、子どもが受けれる教育が変わる。
 
 
こんなの運でしかないです。
 
  
僕はたまたま中村家に生まれたから、不自由なく生活することもできたし、やりたいこともかなりすることができています。
 
 
こんなの運でしかないです。
 
 
いつか、すべての子ども達が、生まれた家庭や環境に関わらずに、最高の教育を受けれるようになる

 

そんな日が実現するような活動をしていきたいと考えています。

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マジックと授業の不思議な5つの共通点
 
さて、先日折り紙の授業をしていた時に、
 
 
「マジックと授業って似てるなって。」
 
 
と、ふと思いました。
 
 
この「似てるな」っていう"感じ"を頑張って言語化したいと思います。
(伝わらなかったらごめんなさい。そして、マジック語るなんて百も早いのは承知しています。)
 
 
 折り紙の授業はこちら

①どちらもプレゼンテーションである

 
マジックも授業も人前に立ち、自分の思いを表現する場です。
 
 
その思いで、「どうしたいか」というゴールはマジックと授業では異なるでしょう。
 
 
しかし、自分の思いや表現したいことが、どうしたら相手に伝わりやすいかを考えるのは同じです。
 
 
「自分は伝えているつもり」なのに、「実際見てるほうからするとよくわからない」という指摘をマジックでも授業でもされることがよくあります。
 
 
なので、いかに観客/生徒が「わかりやすいか」を意識しなければいけません。
 
 
また、人前でマジックをすると、授業で子どもの前で話すことに慣れます。
 
 
授業で話すことに慣れると、人前でマジックすることにも慣れます。
 
 
どちらもプレゼンテーションであるマジックと授業はWin-Winな関係なのです。
 

②構成が命

 
マジックも授業も構成を練る事に時間がかかります。
 
 
「どうマジックを始めるか」 「どういう導入から授業をするか」
 
 
「最後のマジックは何にするか」「授業の締めはどうするか」
 
 
最後に向けてどういった布石を打つか。
 
 
どうすれば観客がより驚くようになるか。
 
 
どうすれば生徒がより楽しむようになるか。
 
 
この演技/授業で何を伝えたいのか。
 
 
どうしたらその目的を達成できるようになるか。
 
 
授業やマジックの構成を考えることって、なんだか一つの作品を作ることみたいです。
 

③全ての言動や行動に意味がある

 
マジックも授業も全ての発言や仕草に意味があります
 
 
授業で、もし意味のない発問をすると生徒が混乱してしまいます。
 
 
一つ一つの教師の発言には何らかの意図が存在します。
 
 
それと同じように、マジシャンの何気ないトークにも意味があります。
 
 
ほんのした動作にも実は深い意味があります。
 
 
全ての指示や言動は、最後のゴールを達成するために伏線を張っているのです。
 
 
そのゴールが授業とマジックでは異なることがおおいですが、そこまでの過程は非常に似ています。
 
 
こうゆう動きをしたら、こう思うだろう。
 
 
これを見せたら、こうゆう印象がつくだろう。
 
 
全ての行動は計算尽くされています。
 
 

④「見え方」を常に意識する

 
「どちらもプレゼンテーション」と前に述べましたが、授業もマジックも「どう見えるか」を常に意識します。
 
 
マジックでは、鏡の前で練習するのが必須。
 
 
ビデオにとって何回も見ることもあります。
 
 
そうすることで、客観的になれます。
 
 
授業でも同じです。
 
 
この角度からだと、黒板は見えないのではないのか。
 
 
文字の大きさは大丈夫か。
 
 
どののチョークを使うか。
 
 
生徒にとって、どのように見えるかを考えてなければいけません。 
 
 
また、「角度」、「大きさ」、「色」はマジックでも大事な要素です。
 
 
この要素次第で、見え方がだいぶ異なります。 
 
 
意識することは非常に似ています。
 

⑤視線の重大性

 
「お客さんがどこを見ているか」「生徒がどこをみているか」
 
 
これはかなり重要です。
 
 
生徒が黒板を見ていなかったら、授業を聞いていない可能性は大きいです。
 
 
マジシャンには、「あまり見てほしくないところ」があります。 
 
 
なので、どちらも視線をコントロールすることが必須です。
 
 
なので、目の「動いているものを瞬間的に追ってしまう」という特徴を使います。
 
 
生徒に前を見させたいなら、何かを前で動かせばいい。
 
 
客に違うところを見させたいなら、他のところで何かを動かせばいい。
 
 
ようは、視線を誘導すればいいのです。
 
 
また、生徒の視線を見れば誰が他の生徒の答えをカンニングしてるかが一発でわかるようになりました。
 
 
マジックで視線を常に意識してるからかもしれません。
 
 
視線って大事です。
  

まとめ

 
以上の5つの点が授業をしていて、「これマジックと似てる!!!」と思ったところです。
 
 
たぶんマジック関係者の方にはよくわかってもらえると思います。笑
 
 
マジックしてる人に塾の先生とかが多いので、そうゆう方も共感してもらえるところがあると思います。
 
 
これから「マジックと教育をコラボさせて面白い授業を作りたいなーって考えてます。
 
 
授業を面白くしたいなーという方は、マジックを勉強してみると面白いかもしれません。笑
 
 
いい案ある人は教えてください!
 
 
インドの学校に行くのもそろそろ終わりです。