日本人は1人だけ!アメリカの大学で教育を学んでみる

日本人は1人だけ!アメリカの大学で教育を学んでみる

休学してアメリカのリベラルアーツカレッジで教育を学ぶ学生。アメリカ留学2年間終了後、アフリカに行き、インド、南米の学校で働いてた。多くの教育関係者、海外に興味を持った方に読まれるブログを運営中。

早稲田生100人に聞いた「めっちゃ面白い授業」ランキング発表!

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※この記事は2017年に書かれたものなのでリンクが一部無効になっている可能性があります。

 

先日こんな投稿をFBでしました。

 

「大学」の授業ってなんでこんなにつまらないんだろう?

 

と思うことはありませんか。

 

先生が教壇の前でずっと話しているだけ、それをひたすら90分間聞いているだけ。

 

しっかりノートを取る学生もいれば、スマホやゲーム、本を読んでたり、内職をしている学生もいる。

 

しかし、そんな中でも「めっちゃ面白い授業!」があることも事実です。

 

「成長した」「新たな仲間ができた」「今までになかった視点が増えた」と思える授業があることも事実だと思います。

 

そういった早稲田に埋もれている「めっちゃ面白い授業! 」をぜひ教えてください!

 

「せっかく「早稲田」にいるんだから、より多くの人に「めっちゃ面白い授業」をとってほしいとい

う思い」から皆さんに聞いています。

 

先輩に聞く、知り合いに聞くってのだけだと限界があると思うので、この際に多くの人に聞いて集計・共有したいと思います。

 

そして、自分自身まだまだ早稲田にある「めっちゃ面白い授業」を後半年で取りたいな~と考えています。笑

 

せっかく「大学」という「最高に学べる場所」があるので、 「めっちゃ面白い授業」をとって価値ある学びを得ましょう!

 

 

いや、ほんとに大学の授業つまらない授業多くて、文句ばっかり言うなとは言われますが、といってもつまらないんですよね。

 

本当に変えなきゃあかんなと思います。

 

アメリカの留学先の大学が良すぎてそのまま留学をもう一年延長しちゃったくらいアメリカの大学ってしっかり教育してるんですよね。

 

 

kyouikuwoamerikade.hatenadiary.jp

 

 

でも、そんな早稲田の授業の中にも面白い授業ってのはあって、そういった授業を「知りたい!&みんなにも知ってほしい!」という考えから色々皆さんに協力してもらいました!

 

大学で「突撃アンケート!!」みたいなのを30人くらいにしたりもしました。笑

 

まだ100人くらいにしか聞いてないので、ぜひアンケート答えてあなたのおすすめの授業を教えてください!

 

フォームはこちら(3分ほどで終わります)

(結果は随時更新していきます)

 

そろそろ科目登録の時期ですね!ぜひ参考にしてください!

 

アンケート答えてない人は見ないで、答えてから見てください!(これかなり重要です笑)

 

 

 結果発表!!!

 

※結果は、面白そう度レベル1から5でアンケート結果&中村の独断と偏見で決めていきます。

 ※一部の授業は秋学期に開講されていない可能性があります

(自分の興味関心がランキングに反映されるのでかなり偏りが出てきてしまってるのが承知してください。。。ってか、その分野に興味のある人にとってはかなりどの授業もかなり面白いと思います。)

 

面白そう度レベル1

「現代音楽」  池原舞先生

新しい知識を得られる☑ゲストスピーカーの話が面白い☑先生が面白い

現代音楽というとっつきにくいことを1から教えてくれるところ。先生のピアノ生演奏が聴ける。ゲストの生演奏も。(歌・バイオリン他)普段目にすることのない楽器を触れる。

現代音楽のシラバスはこちら

 

「21世紀世界における戦争と平和  奥迫元先生

ゲストスピーカーの話が面白い

ためになる

21世紀世界における戦争と平和のシラバスはこちら

 

「マスターズ・オブ・シネマ」  土田環先生

ゲストスピーカーの話が面白い

いろんな人の話が聞けた

マスターズ・オブ・シネマのシラバスはこちら

  

「空手」  福田聡先生

☑授業内で他の人と話す機会がある☑学生が主体的

基礎から発展まで色々なことをやるので、初心者も経験者も楽しめる。

空手のシラバスはこちら

 

面白そう度レベル2

「グローバル社会の諸問題」  太田有子先生

 授業内で他の人と話す機会がある新しい知識を得られる学生が主体的

グローバル化について、多角的に考察できるから。

グローバル社会の諸問題のシラバスはこちら

 

男性学   和氣一成先生

授業内で他の人と話す機会がある新しい知識を得られるゲストスピーカーの話が面白い先生が面白い学生が主体的

男性側から見たジェンダー的な問題点を、能動的な学生たちと話し合いながら理解を深められる。受ける前とあとでは世界が変わって見える

男性学のシラバスはこちら

 

「ドキュメンタリー論 」  野中章弘/花田達朗先生

授業内で他の人と話す機会がある新しい知識を得られる

集団討論や批評ができる 

ドキュメンタリー論のシラバスはこちら

 

「Sports Science」  秋本崇之先生

☑授業内で他の人と話す機会がある☑新しい知識を得られる☑先生が面白い

英語の授業で大変ではあるが、簡単な実験などがあったり工夫されたもので面白かった。

Sports Sceienceのシラバスはこちら

 

面白そう度レベル3

「トップスポーツビジネスの最前線」  中村好男先生

新しい知識を得られるゲストスピーカーの話が面白い

トップスポーツのトレーナーや経営者が毎回の授業に登壇し刺激的だった

トップスポーツビジネスの最前線のシラバスはこちら

 

インドネシア語  クットリル・イメルダ先生

☑授業内で他の人と話す機会がある,☑新しい知識を得られる☑先生が面白い,☑学生が主体的☑プロジェクトがある☑タイミングによってはフィールドワークあり

インドネシア語の学習をしながら、文化に触れることのできる授業だった。食事の文化を学ぶために目黒にあるインドネシア語のレストランに履修者全員で行ったり、服装について写真で学んだりした。また、人の繋がりをとても大事にする先生で、授業の週に誕生日があるとお菓子を買って来て祝ってくれたり、前学期以前の履修者が遊びに来たりできる非常にフレンドリーな環境だった。

インドネシア語のシラバスはこちら

 

ジェンダーを考える」  弓削尚子先生(授業自体はオムニバス)

授業内で他の人と話す機会がある新しい知識を得られるゲストスピーカーの話が面白い

ジェンダー学に興味がある人なら様々な学びを得られて有意義な授業だと思います。毎回色々な学部、時には他大学から教授が招かれて、それぞれの専門分野とジェンダーを絡めながらの授業をして下さるので、幅広い角度からジェンダー問題を捉えることが出来ると思います。また、たまに周囲の人とディスカッションする機会があり、私の場合はそこで、他大学(特に女子大)から足を運んでいる学生さんと話したので、彼女たちからジェンダー学を学ぶことに対する大学のスタンスなど、生の話を聞くことが出来て興味深かったです。

ジェンダーを考えるのシラバスはこちら

  

「体験の言語化-世界と自分」  (授業によって先生が異なる)

兵藤智佳先生

授業内で他の人と話す機会がある先生が面白い学生が主体的

自分の感情を深堀する機会、自分の感情に基づいた体験を言語化することは非常に難しかったのですが、今後の自分にとって非常に役に立つ授業だと思いました。

岩井雪乃先生

授業内で他の人と話す機会がある新しい知識を得られる先生が面白い学生が主体的

個性的な人が集まる、様々な課外活動を経験した人が集まる、先生がアフリカの人間と象の共存についての研究をしている

体験の言語化のシラバスはこちら

 

面白そう度レベル4

「リーダーシップの軌跡」  オムニバス

ゲストスピーカーの話が面白い

リーダーの目線でゲストスピーカーが語っているから

リーダーシップの軌跡のシラバスはこちら

 

「ボランティア論」  兵藤智佳先生

新しい知識を得られるゲストスピーカーの話が面白い

NPOで活躍している人やボランティア活動をしている学生などが毎回ゲストスピーカーで話をしてくれる。社会貢献について興味のある人にとっては面白いと思う。様々な観点からの社会貢献の形を知れる。

ボランティア論のシラバスはこちら

 

「最新航空産業概論」  鈴木直也先生(ANAの社員の方)

新しい知識を得られるゲストスピーカーの話が面白い業界研究に繋がる

大学の授業では信じられないような大物が沢山くるから。ex. Peachの社長さんや国土交通省の方、JAXAの方など

最新航空産業概論のシラバスはこちら

 

イノベーション・プラクティス」  林千晶先生

授業内で他の人と話す機会があるゲストスピーカーの話が面白い先生が面白い学生が主体的プロジェクトがある

様々な企業とクリエイティブの力でイノベーション創発を行っているロフトワークさんから直接学べること。そして、社長である林先生自身の人柄の良さで、参加学生の絆も深まること。沢山の授業を取ってきましたが、上位に入る授業でした!

イノベーション・プラクティスのシラバスはこちら

 

「世界が仕事場」  高野孝子先生

授業内で他の人と話す機会がある新しい知識を得られるゲストスピーカーの話が面白い先生が面白い学生が主体的プロジェクトがある

ゲストスピーカーの話が充実していることと、受講生同士の対話が多いこと。学びが多すぎる。

普段会えない人と会える、スピーカーと学生。アウトプットの時間がある。自己分析をする機会があり、大学生の授業でやることに意味があるから。

世界が仕事場のシラバスはこちら

 

「リーダーシップ開発」  日向野幹也先生

授業内で他の人と話す機会がある新しい知識を得られるゲストスピーカーの話が面白い先生が面白い学生が主体的プロジェクトがある

自己と向き合い価値観まで変わるから。質問会議というワークをして、他人の課題を質問をしながら解決する。リーダーシップ開発2では、どう他社のリーダーシップ開発をするかを学ぶ。授業中はグループで活動するため、学生内の交流も深く、かなり仲良くなれる。

リーダーシップ開発のシラバスはこちら

  

「自分のプロジェクトを経営する」 友成真一先生

授業内で他の人と話す機会がある先生が面白い早稲田らしい個性的な学生が集まる。

他の履修生と生き方や考え方などをひたすら話し合う授業だが、こんな生き方していいんだ、もっと自由に自分らしく生きたいいんだと思わせてもらったから。

自分のプロジェクトを経営するのシラバスはこちら

 

面白そう度レベル5

「グローバル・スタディーズ入門、演習、特別研究 」 (11票) 松岡亮二先生

授業内で他の人と話す機会がある新しい知識を得られる先生が面白い☑学生が主体的

課題は多いが、めっちゃ学べる。社会格差について目を覚まさせてくれる 

授業は課題が多く、読む量も多いがその分学びも深い。インプット&アウトプットを交互にすることで「学び」を内在化することができ、物事を見る視点がかなり変わる。他の学生と交流する、生徒主体な授業であるため、学生に積極性が要求される。また、格差、教育、社会課題に興味のある人はぜひ取ってほしい授業。教授がかなり個性的だが、早稲田の中で1.2を争う良い授業。

今まで知らなかった事実が知れた。

社会階層と教育の格差について詳しく知ることができることと、ゼミ形式なので、受講生と仲良くなれる。

授業のテーマについての専門知識はもちろんのこと、世界の捉え方・見方というような普遍的なことも教わることができたから。

先生が熱心、内容が面白い

 

この授業を取らずして、教育を語らないでほしい。

 

グローバル・スタディーズ演習 04のシラバスはこちら

グローバル・スタディーズ演習:教育不平等 02のシラバスはこちら

グローバル・スタディーズ特別研究:学校教育と不平等 02のシラバスはこちら

 

密かにファンがものすごく増えているこの授業、3つの授業全て興味深いのでぜひ。筆者は全ての授業を履修しました。筆者の一番のおススメです。

 

 

 「たくましい知性を鍛える(大隈塾)」(13票) 村田信之先生

授業内で他の人と話す機会がある新しい知識を得られるゲストスピーカーの話が面白い先生が面白い学生が主体的プロジェクトがある

 

 来期はホリエモンが来る

ゲストが豪華。インプットだけでなくアウトプットもある。グループワークが多く優秀な人から刺激を受けられる。

学生主体で授業が運営される。自分事化すること、多様な価値観を持った同世代の学生と議論することができる

毎回の授業で自分の成長を感じられる。多種多様な学生と刺激的な時間を過ごせる。

新しいことを学ぶだけでなく、それを自分の経験にできる機会が充実している

毎回豪華なゲストが登檀し活発に議論できるのに加えて、参加している学生も主体的だから。学生が授業を運営できるというのも魅力。

ゲスト講師を呼ぶ、プロジェクトをする

刺激的な履修生、理論のみならず実際に行動できること。アウトプット多い。色々な人と交流できる、自分を成長させられる。

たくましい知性を鍛えるのシラバスはこちら

 

気になった授業があった方はぜひこちらのシラバスサーチでシラバスなどを見てみて下さい!

シラバス検索

ちなみに他にもGEC設置科目は色々あります!

GEC設置科目一覧

 

GEC科目の登録は学部ごとに異なりますが、大体9月20日前後です。

詳しくは学部のHPでチェックしてみてください。

 

考察

 

このアンケートを取ってる時に重大なことを気づきました。

 

「グローバルエジュケーションセンター設置科目(GEC 前: オープン科目)の授業取ったことありません。。。」

 

と言ってる人が多数いました。

 

学部の授業で忙しいとか、GECの授業についてあまり知らないとかありますが、

 

「GECの授業取らないで卒業するなんて、早稲田通ってるとは言えないでしょ!」

 

って感じです。

 

面白い授業ほどGEC設置科目の中にあります。

 

ぜひGEC設置科目の授業取りましょう!

 

また、「めっちゃ面白い授業」の共通点の1つとして、

 

「授業内で他の人と話す機会がある」

 

というのが浮かび上がってきました。

 

「めっちゃ面白い」と言われる授業の70%は「授業内で他の人と話す機会」があったという結果になりました。

 

そうなんですよね。

 

ただ授業を聞くっていうのはつまんないし、もう時代遅れで、学生はアウトプットする機会を求めてるんです!

 

という声が教授に届くことを願っています。

 

ちなみに、自分が取っている授業で講義中心の授業では、アウトプットする機会を直々申し出てます。笑

 

ただの「知識の伝授」なんて今の時代一人でもできるし、なんならオンラインの動画授業のほうがおもしろいっていう時代で、90分間ひたらすらただ授業を聞くってほんとにやばいですよね。

 

そんな教育受けてきて、社会に出たらすぐ、課題解決能力だ、創造性だ、チームワークだ、なんだなんだって、学生がかわいそうな気がします。

 

最後は不満みたいになってしまいましたが、ぜひ科目登録の際に参考にしてください!

 

そして、まだまだ面白い授業教えてほしいので、アンケート答えてください!

こちらのフォームからお答えください!(3分ほどで終わります!)
https://goo.gl/forms/0B6IPZCkMMwaArQG3

 

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<このブログのアメリカ教育実習記が本になりました>
 
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