日本人は1人だけ!アメリカの大学で教育を学んでみる

日本人は1人だけ!アメリカの大学で教育を学んでみる

休学してアメリカのリベラルアーツカレッジで教育を学ぶ学生。アメリカ留学2年間終了後、アフリカに行き、インド、南米の学校で働いてた。多くの教育関係者、海外に興味を持った方に読まれるブログを運営中。

ホンジェラスで彼に騙されに「いき」ました。。。騙す彼は悪人か? 

 

アルゼンチンから一転、現在ホンジェラスのロアタン島にいます。

 

ホンジェラスはここです。

 

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そして、ロアタン島はここです。

 

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この島はきれいな海で、安くスキューバダイビングの資格が取れることで有名です。

 

僕はこの島の学校で三週間ボランティアをするのですが、今日は休みなので早速海に行ってみました。

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海の水は透き通るほどきれいです。

 

そして、海の水はしょっぱいのだなぁと久しぶりに感じました。

 

海で泳ぐのは久しぶりです。

 

海で泳ぐの楽しい!!!!

 

楽しい!!!!

 

楽しい。。。。

 

。。。。。

 

のですが、30分ほどで飽きてしまいました。笑

 

なぜなら、一人だからです。笑

 

いくらきれいなビーチだからといって一人だと寂しいものです。

 

そこでしばらくぷかぷかしていると、現地の人が一人でいるのを見かけました。

 

彼も一人で海で泳いでいました。

 

なので、僕は

 

「少し奥のほうまで泳ぐのは危険?」

 

と話しかけました。

 

ポイントは、僕から話しかけたことです。笑

 

自分からいきました。

 

そしたら、彼は英語を話さなくスペイン語で返答してきます。

 

よくわからないですが、なんとなく会話をします。

 

僕は、あいさつ程度のスペイン語しか話せないですが、多くの単語がフランス語と近いため、なんとなく会話ができます。

 

何を言ってるかわからないこともかなりあります。笑

 

この何を言っているかわからない感覚というのは久しぶりな気がします。

 

英語を使えるようになってから、いろんな人と話せるようになって

 

「相手の言ってることがわからない」

 

という感覚が少なくなってきました。

 

なので、「相手が何を言っているかわからない感覚」というのは久しぶりでした。

 

そんな中で、少しでもコミュニケーションが取れた瞬間はうれしいものです。

 

その、「意思疎通ができた瞬間」が楽しいなぁとつくづく思います。

 

そんなことも思いつつも、彼が延々と20分くらい話し続けると、意味が全然わからなくなってきたので、

 

「ヴァモス(Vamos)!」

 

と知っている数少ない単語を言いました。「Let's go!」という意味です。

 

そして、一緒に泳ぎました。

 

海岸からできるだけ遠くまでいきました。

 

そこで、彼は水の上で寝ました。

 

水の上で寝るというのは、水の上でぷかぷかするというものです。(表現が拙くてすいません。笑)

 

彼は簡単にやりますが、「水の上で寝る」というのが難しく僕は体が沈んでしまいます。

 

体の力を抜いて、手を横に伸ばして、体を海に授けます。

 

30分くらい格闘して、体をまっすぐするように意識するとちょっとできるようになりました。

 

「水の上で寝る」というのはまるで海と一体化する感覚大自然を全身で感じられます。

 

その後は、海の上にあった使われなくなった小型の船にも乗り込みました。

 

船には飛び込む台があり、そこから海へ飛び込んだり、海辺でカニをいっしょにさがしたしりました。

 

地元の人と仲良くなるとそこでしかできない体験ができます。

 

南国を楽しんでます。笑

 

そう思ってました。

 

 

おなかがすいたので

 

「おなかがすいたポーズ」と

 

さむかったので、

 

「寒いポーズを」

 

してました。

 

僕はシャツを着ていなかったので、

 

ショップに連れて行ってもらい800円ほどのTシャツを買いました。

 

そしたら、一緒にいた彼が服を選び始めて

 

「俺はこれがいいなぁ」

 

と体で表現しています。

 

彼はお金はもっていません。

 

しかし、その服を着てそのまま店を出て行こうとします。

 

そうするとお店の人が

 

「買うならお金を払ってね。」

 

と当然のことを言います。

 

そしたら彼は僕のほうをじっと見て、何かを訴えています

 

この展開はまさか、、、

 

お店の人も僕のほうを見てきます、、、

 

、、、、、、、

 

、、、、、、

 

出た言葉は

 

「Sure...」

 

でした。

 

800円払いました。

 

彼は嬉しそうにしてます。笑

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僕の笑顔はひきつっています。

 

そして、おなかが減っていた僕を、レストランンに連れて行こうとします。

 

彼は高そうなレストランに連れていこうとします。

 

この後の展開はだんだん読めます。

 

また僕が払うパターンです。

 

ここで、「もう帰る」ということもできました。

 

しかし、それもなぁと思い、一番安そうなレストランで200円ほどの食事を2人前頼みました。

 

このぐらいならいいだろうと思いましたが、

 

彼はちゃっかりファンタも注文しました。笑

 

もちろん、彼は払いません。

 

もちろん、僕が払います。

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彼は満足そうです。笑

 

僕はかなり複雑な気持ちです。

 

友達になれたと思ってたら、「お金」が絡んだ瞬間に二人の関係は友達ではなくなってしまったからです。

 

この瞬間に

 

「お金を払う側」「お金を払われる側」

 

という新たな関係になってしまいました。

 

これは、二人がもう対等ではなくなってしまったということです。

 

現地で早速できた友達だと思っていたのに。。。

 

また明日も一緒に泳げるかなぁと考えていたのに。。。

 

彼と話すために、スペイン語をがんばろうと思っていたのに。。。

 

残念です。。。

 

しかし、彼を一方的に責めることもできなく、それがまたもどかしいです。

 

 「お金を払わせるなんて彼は悪い奴だ」

 

と言うのは簡単ですが、その裏には様々な問題がありそうです。

 

彼が悪い人にはどうしても思えなかったこと。

 

彼をそうさせる環境、取り巻く状況、社会構造。

 

島にいる多くの貧しい人と、移住してくる裕福なアメリカ人や移民。

 

島に「自分は訪れる側」、そして「彼は訪れられる側」という「差」

 

仕方がないという言葉では片づけられないですが、そういった様々な要素を含めて考えるとやはり「彼が悪い」とは僕は思えないのです。

 

そうすると何が悪いのか、何が正しいのか、という葛藤に苛まれます。

 

ホンジェラスの初日はこんな一日でした。 

 

 

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