日本人は1人だけ!アメリカの大学で教育を学んでみる

日本人は1人だけ!アメリカの大学で教育を学んでみる

早大を休学してアメリカのリベラルアーツカレッジで教育を学ぶ学生。アメリカ留学2年間終了後、アフリカに行き、現在はインドで働いている。多くの教育関係者、海外に興味を持った方に読まれるブログを運営中。

『アメリカの学校の実態』~もうひとつの教育実習~

 

大学の春学期がいよいよ始まりました。

 

僕が教育実習をしていた期間はJ-termと言って、1ヶ月間集中的に1つのコースをとることが出来るという期間でした。

 

海外に短期留学する人や、キャンパス内で1つの授業を取ったり、僕みたいに教育実習をすることも可能です。

 

その期間も終わり、アメリカの最後の学期が始まりました。

 

春学期自分が現在取ってるクラスは以下のとおりです。

 

・学級経営論

・英語中高教科教育法

・教育心理学

・進化心理学

 

教育と心理学しか取ってないです。笑

 

4科目しかないですが、1科目週に2~3回あり、宿題もかなり出るので毎日課題におわれています。

 

このうちの進化心理学はレクチャー形式ですが、そのほかの授業はディスカッションが中心となって授業が進められます。

 

教育学部の教授たちは、「授業の仕方」を教えるプロなので、授業は綿密に練られてます。

 

生徒をいかに飽きないようにさせるか」、「どうすれば生徒の記憶に残るような授業にできるか」、「どのような学習が一番効果的なのか」を研究してる教授たちの授業から得るものは多いです。

 

もうひとつの教育実習

さて、先日教育実習に行っていた友達に話を聞いてきました。

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彼女はアリゾナ州の南にあるシエナビスタというところで教育実習に行って来たそうです。

 

アリゾナ州はここです。 

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中でもシエナ・ビスタという町はメキシコとの国境から1時間のところにあり、生徒は多種多様だったみたいです。

 

50%が白人で、他の50%はアフリカン・アメリカン、ヒスパニック・ラテン系、ネイティブアメリカンの学校。

 

僕の行った学校は95%くらいは白人くらいでした。

 

メキシコからの移民も多いのがこの地域の特徴です。

 

アメリカに移民する主な理由としては、良い生活や仕事を求めてるからです。

 (僕のルームメイトもメキシコ出身で、アメリカに移住してきました。(ルームメイトの家族はアイオワに移住しましたが))

 

彼女は以前にアイオワで教育実習をしたことがあるそうですが、の雰囲気もかなり異なっていたみたいです。

 

「教育実習の担当の先生はクラスを上手くまとめられていなく、授業中に携帯・飲食は普通だった」

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また、「妊娠をしている生徒はあまり珍しいことではない」とも言っていました。 

 

垣間見える教育格差

そして彼女の行った学校は、僕の行った学校とは違いMacbookが1人1人に支給されていることはなく、ドキュメントカメラ、電子黒板などもないみたいです。

 

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僕の行っていた学校はテクノロジーに溢れていたのですが。。。

 

これは、学校の大きな収入源の一つに募金があり、裕福な地域ではより多くのお金を集めることができ、より多くの設備を導入することが出来るからです。

 

逆に、裕福ではない家庭が多く住んでいる地域ではあまりお金を集めることはできません。 

 

住んでいる場所によって受けられる教育の質が異なるのです。

 

その差をみたら、それは日本以上かもしれません。

 

彼女は最後に、「教育実習期間は大変だったが、他の地域の教育事情を知ることができる貴重な経験だった」と言ってました。

 

僕も彼女の話を聞いて、自分の行っていた学校との違いに驚きました。

 

このように、アメリカの先生志望の生徒と教育について語れることが、アメリカで教育を学ぶいいところの一つです。

 

Teach For America

この教育格差を解決しようと立ち上がったのが、Teach For JapanのモデルであるTeach For Americaを創立したウェンディ・コップです。

 

いつかすべての子供たちに優れた教育の機会を公平に与えたい」という思いから立ち上げたTeach For Americaは今年で25周年を迎えました。

 

www.youtube.com

 

2年間のTeach For Americaでの活動後は、政治家や州議員など、教育分野にとどまらずに、各界で活躍するリーダーになる人も少なくはありません。

 

日本のTeach For Japanの将来も楽しみです。

 

多種多様な生徒が集まる学校

 この動画はカリフォルニアでの新しい先生の一年間を追ったドキュメンタリーです。

 

 

カリフォルニアの多種多様な子供たちが集まる学校の様子がわかると思います。

 

価値観や、言語、文化などが違う多様な生徒たちがいる学校で、新しい先生が立ち向かう困難が映し出されています。

 

日本社会も少しずつ多様になって来ているので、これから様々な新しい問題に直面するでしょう。

 

その時に、今アメリカで実施されている政策や方針を参考にするべきだと思います。

 

まとめ

今回は僕の教育実習で行った学校とかなり異なる学校について紹介しました。

 

僕の教育実習で行った学校の話ばかりすると、アメリカの学校はどこでもテクノロジーや設備が充実していて最先端を行っていると思ってしまうかもしれませんが、そうでもないみたいです。

 

住んでいる場所によって受けられる教育の質が異なるのが現状です。

 

どこに住んでるかなどにかかわらずに「すべての子供が成長できる教室」をより多く届けられたらいいですね。

 

質問やコメントなどいつでもどうぞー!

 

 

 

 

PS:「ファストフード・ネイション」という映画ではアメリカのファストフードの問題と移民問題の関連をわかりやすく描いているので興味のある方はぜひ。

www.youtube.com

 

<このブログのアメリカ教育実習記が本になりました>