机と椅子がない学校 in アフガニスタン ~協力お願いします!~
食堂でよく一緒にご飯を食べる友達がいます。
その友達はアフガニスタン出身です。
「アフガニスタン?なんだか怖いな」
っていうのが正直な最初の印象でした。
「アフガニスタン」って聞くだけで、“なんだか怖い”と思ってしまうのは、ステレオタイプや偏見が自分の中で知らない間に形成されていたということです。
しかし、色々話していくうちに彼は僕の最も親しい友達の一人になりました。
彼はアフガニスタンで生まれましたが、1歳のときに隣国のイランに避難しました。
アフガニスタンでは、タリバンが国を支配していてアフガニスタンでも少数民族だった彼の家族は攻撃の対象になる危険性が大きかったからです。
実際に彼のおじさんはタリバンに襲撃されて殺されてしまったそうです。
「タリバン」なんて遠い存在と思っていたら、こんなに身近な友達が被害を受けているという事実に驚きました。
それからは、国の治安が良くなる8才まで、イランの難民用の学校に通っていたそうです。
その難民用の学校の校舎には家が使われていたらしいです。学校には、机や椅子などはなく、先生も高校生たちだったらしいです。
小さいときの彼の夢は、「自分の国の机と椅子がある学校で勉強すること」だったと言ってました。
自分が小さい時は、「宿題やりたくない」などばかり考えていて、いかに自分の環境が恵まれていたかに気づかされます。
それから8歳の時に、アフガニスタンに戻ってから猛勉強して、国で一番の私立高校に特待生として入学。(特待生として学費を免除してもらったので学校に通えたそうです)
しかし、また国の情勢が悪化し家族は彼を残してイランに戻ることに。
親と離れた生活を高校生の時から始め、家事・掃除・洗濯・料理を自分でこなさなければいけない毎日を過ごしたみたいです。
その後は、オランダのUWC(ユナイデット・ワールド・カレッジ)に2年間通い、アメリカの今僕のいる大学に来ました。
様々な逆境を乗り越えて来た彼とは、アフガニスタン事情、中東事情から、宗教、哲学、政治という幅広いトピックについて話して、いつも刺激を受けています。
そんな彼が、今ファンドレイジングをしています。
『アフガニスタンの子どもたちにより良い教育を受けさせたい』という思いから、彼は「Peace for Education」というプロジェクトを立ち上げました。
机と椅子がない辛さを経験した彼は、少しでも自分に何かできることはないかと考えてこのプロジェクトを始めたみたいです。
このプロジェクトはアフガニスタンの学校に『机と椅子を配給する』ということが目的です。
アフガニスタンの学校には、未だに机と椅子がない学校が多くあるみたいです。
自分の通ってきた学校に机と椅子があるのは"当たり前"でした。
しかし彼らの学校では当たり前ではないのです。
冬には-15度まで冷え込みますが、その寒さでも子どもたちは地べたに座って勉強しなければいけません。
このプロジェクトはそんな子どもたちのために、「デイビス・プロジェクト・フォー・ピース」という団体の支援の下、行われています。
僕も、僅かですが自分の本の売り上げを全額寄付します!
このサイトからオンラインで簡単に寄付をすることができます!
【プロジェクトプラン】
2016 7/2 アフガニスタンに帰国
2016 7/2 ~7/9 椅子を400人分購入
2016 7/9 ~7/10 学校に机と椅子を搬入
2016 7/11 ~7/23 学校で平和学習授業を実施
ご協力お願いします!
プロジェクトを立ち上げたアリ(左)・ムスタファ(右)
彼はよく僕に
「図書館でいつも勉強ばっかりしていないで、もっとここでしかできないことをしなよ」と言ってきます。
確かに、あとアメリカ生活も3週間しかありません。
あと3週間の間にここでしかできないことを考えたところ、友達とできるだけ多く交流するかなと思います。
そこで、色んな友達と話して、その国の教育について聞く、題して「YOUの国の教育は?」と言う企画を自分でやってみようと思います。笑
残り3週間後悔しないように過ごします~!
Peace For Education のチラシ