先生の本音の告白~スワジランドで教育実習~
僕の今通っている学校は約15年前に立てられた学校です。
しかし、学校の設備は充実しているとは言えず、トイレも男女2つずつしかありません。
ちなみに学校のトイレは水洗式ですが、僕の滞在先のトイレは水洗式ではないです。。。
トイレに行くと臭いとハエがすごいですが、だんだん慣れてきました。
慣れってすごいですね。笑
また、この学校は私立の学校なのですが、非営利の学校です。
僕が現在滞在しているNGOのリーダーの方が中心になって学校を建てました。
その方は、自分の娘を体罰が蔓延している公立学校に行かせたくなかったことから、自分で学校を建ててしまいました。
「なかったら作ればいい」というシンプル且つ大胆な発想。
それにしても、学校を建ててしまうなんて只者ではないです。
その学校ですくすく育った娘さんが、今では大学生になってアメリカのアイオワの大学に行っています。
そのアイオワの大学が僕の留学していた大学でした。
その関係で、僕の大学とスワジランドの学校が繋がり、僕が大学から初めてスワジランドに派遣される生徒となりました。
大学入学する前は自分がアフリカにいるなんて思ってもいなかったです。
人生って本当に何が起こるかわからないですね。
さて今日は、スワジランドの5年生の時間割を紹介します。
<1日のスケジュール>
8:00 - 8:50 理科
8:50 - 9:40 体育
9:40 - 10:30 算数
10:30 - 11:00 休み時間
11:00 - 11:50 スワジ語
11:50 - 12:40 英語
12:40 - 13:30 宗教
13:30 - 14:30 伝統文化/演劇/スポーツ/ヒップホップ
授業時間は50分です。
アメリカでは43分でしたがスワジランドは50分ときりがいいです。笑
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時間割をよく見るとわかると思いますが、授業と授業の間の休み時間がありません。
教室移動があることが多いので、授業が遅れて始まるのは珍しくないです。
時間はまあまあルーズです。笑
また、お昼の時間と中休みは合わせて30分間です。
生徒たちは毎日お弁当を持ってきて、急いで中休みに食べます。
給食はありません。
サンドイッチを持ってくる子が多いですが、ケンタッキーのチキンを丸ごと持ってくる子どもいます。笑
また、金曜日は休み時間が2倍の1時間あり、その間に「学校のお菓子屋」が開かれます。
毎週金曜日は、学校が生徒にお菓子を売って、生徒たちはアイスやキャンディーなどを買って食べることができます。
生徒たちは金曜日はいつも楽しそうです!
これは学校が資金集めのために始めたらしいですが、今では面白い学校文化になっています。
また金曜日は、1時間学校が早く終わる日でもあります。
他の曜日では、13:30から教室外活動がありますが、金曜日はありません。
金曜の放課後に、2年生の教室に行ってみました。
そこには、2年生の担任の先生が疲れた様子で椅子に座っています。
「大丈夫ですか?」
と聞くと、
「毎日毎日怒ってばっかで体がもたない」と。
僕はこの2年生の先生が怒っているのをよく見るので、毎回エネルギーをかなり使ってるのは見て取れます。
その様子は以下のこの記事に書いています。
kyouikuwoamerikade.hatenadiary.jp
そして、
「俺は毎回毎回怒鳴っているけど、本当はこんな教え方をしたくない。」
と、先生が本音を漏らしました。
「去年は俺はこんな教え方をしていなかった。この2年生の担任になってから教え方を変えなければいけなかった。」
「2年生の担任になって一週間経った時、俺はこの仕事を辞めたくなった。生徒は誰も言うことを聞かない、生徒は立ち上がる、喧嘩をはじめる。俺は生徒に厳しくならなければいけなかったんだ。」
初めて聞く担任の先生の本心の言葉でした。
今までは、「怖い厳しい先生だな」と思っていたのですが、このような思いがあったなんて知りませんでした。
教え方を見てると、「生徒のことや教えることが本当に好きなのかな。」と疑問に思ったありました。
しかし、思えば「子どもが嫌い」で先生になる人なんかいないですよね。
これに気づいたら、先生が違うように見えてきました。
「何か手伝えることがあったらいつでもいってください。」
と言って、来週はできるだけ2年生の先生を助けようと心に決めました。
アメリカの教育実習と決定的に違うこと
即興授業 ~スワジランドで教育実習~
自分が本当に伝えたいこと~スワジランドで教育実習~
今日は学校で6年生が家庭科の授業をしていました。
スワジランドの料理の作り方を習うことで、国の伝統を守っていこうとしています。
出来上がった料理を食べさせてもらったら、すごい美味しかったです!
(料理名はわかりませんでした。笑)
スワジランドの料理は個人的にかなり好きなのが多いです。笑
そしたら、「今度日本料理を作ってよ~」
と先生に言われました。
「作りたいんですけど、材料が手に入らないんですよね~」とやんわり断ったら、
「南アフリカの大きいスーパーマーケットなら何でも手に入るから買ってくるよ!」
と言われて、今度日本料理の作り方を教えることに。笑
材料が本当に手に入るのか、日本料理を上手く作れるのか、生徒たちは日本料理を気に入るのか(気に入らなかったら僕が全部食べます)、
不安要素ばっかです。笑
でも、とにかく挑戦してみます~!
そして、その後は英語の授業を見学させてもらいました。
生徒たちは英語の「文法」を習っていたのですが、英語で学んでいます。
日本みたいに、日本語で英語を学習するのではないです。
そして、他の科目、算数、社会、理科なども全て英語で習います。
彼らが英語を話すのは学校だけです。家ではスワジ語を話します。
なので、スワジ人は全員バイリンガルなのです。
これって、日本の英語教育が目指していることではないでしょうか。
その秘密を探るべく、
英語の先生に「どうやって彼らは英語とスワジ語の両方を学んでいるんですか?」
と、聞いたところ先生は
「子どもたちは幼稚園から英語を習い始めているから、言葉を話し始める時には既に英語の感覚を掴んでいる」
と言っていました。
これは、「英語に触れる機会が長い」というのと「英語を話す機会が十分に用意されている」ということです。
子どもたちは、幼稚園の時から英語に入り浸っているのです。
日本も幼稚園の時から英語を教え始めればいいんですね~。
しかし、これを日本の公立教育で達成するのは現段階で難しいです。
スワジランドの英語教育が始まったのもイギリスの植民地だったからなので、そのぐらいの強制力がないと日本では厳しそうです。
また、「ネイティブレベルの英語を話す必要があるのか」という疑問点が浮かび上がります。
「ネイティブレベル」が必要ではないとしたら、「ビジネスレベル」なのでしょうか?はたまた「日常会話レベル」なのでしょうか?
高校の英語の学習指導要領には「プレゼンテーション」や「ディスカッション」を英語でできることが指標のひとつに入っています。
これは、「ビジネスレベル」に近く、今の学校教育の「英語を話す機会」と「英語を聞く機会」の数から考えると、厳しいのかなと感じます。
では、この限られた状況で何ができるのでしょうか。
英語を話せるように教えることも大事ですが、「自分で英語を勉強したい!」と思わせることが必須なのではないのかと思います。
僕は去年の夏に、「将来、翻訳機が発達したら英語を話せなくてもコミュニケーションが取れるようになるだろう。もしそうなったら、英語の先生ができることはなんだと思う?」
と聞かれました。
この時僕はすぐさま答えを言うことができませんでした。
また、「要は、君は何を生徒に伝えたいの?」と別の先生にも聞かれました。
この時も上手く答えられなかったのを覚えています。
しかし、それから1年経って、この問いの答えを見つけられたような気がします。
自分が伝えたいこと、
それは、「世界の魅力」です。
「英語を教えたい」「英語を話せるようにさせたい」というよりも、「生徒に世界に興味を持ってもらいたい」です。
そして、「世界に興味を持ってもらう」ための一番いいツールは英語を教えることを通じて「自分の経験」を語ることなのではないかなと考えています。
英語を使って海外の人と交流したこと、海外で自分が失敗したこと、異なる文化で新しく発見したこと、などです。
そして一人でも多くの生徒が「自分も海外に行ってみたい!」と思ってほしいです。
「教える」ことよりも「学びたい」という気持ちを育むこと。
これができたらいいなと思います。
日本では英語を教えることを通じて、アメリカやスワジランドでは日本のことを話すことを通じて、「世界に興味」をもってもらいたいです。
こんなことを考えた一日でした。
生徒を勉強に集中させる秘密とは?~スワジランドで教育実習~
「次席立ったらこの携帯ですぐさま親に電話をかけるからな」というふうに言われることもあります。
アフリカの醍醐味!サファリパーク!
金曜日に学校が終わってから、学校からそのままサファリパークに行ってきました!
宿泊してるNGOの方々がちょうどサファリパークに行くということだったので、運よく一緒に連れて行ってもらいました。
場所は、スワジランドから北上して国境を越えた南アフリカの「クルーガー国立公園」です。
総面積は日本の四国がすっぽり収まる大きさ。
早朝に活動する動物が多いので、前日にサファリパークの近くでキャンプをして、朝4時に起きてサファリパークに乗り込みます。
こないだしたばっかなのに、またキャンプです!
2回目とあり、手際よくテントを組み立てます。
翌朝に、近くで車を借りて、人生初のサファリパーク!
サファリバークのイメージは完全に「富士サファリパーク」です。
頭の中で、「ホントにホントにホントにホントにライオンだ!近すぎちゃってどうしよう~、可愛くって~、どうしよう、富士サファリパーク!」
の歌が流れます。笑
このサファリパークは、自家用車で入ることができ、自分で運転できます。
僕もアフリカ&サファリパークでの初ドライブをしてきました!
アフリカのサバンナの朝日はきれいです。
朝日に目が釘付けになっていると
「ガサガサッ、ガサガサッ」
といって現れたのは
キリン!!!!
テンションがあがります!!
幸先の良いスタート!!
そして、シカの群れも!
さらに野生のゾウも!
ち、ちかい!!!
さすがにこの近さにはちょっとびっくりしました。笑
もう少しで、車にぶつかってくるところでした。
カバやクロコダイルも見ることができました!
終盤には、バッファローとシロサイも!!
シロサイはけっこう見ることが難しいので、ラッキーでした!
しかし、一番重要な動物がまだ、、、、
そうです、「百獣の王」ライオンがまだ見ることができていません・・・
このサファリパークは富士サファリパークなどど違って、野生の動物が住んでいるところを車で探索するので、ライオンなどが見れないのは珍しくないそうです。
そして、1日20時間眠ることもあるというライオン。
帰宅時間になり、諦めかけて、出口へ向かっている途中に、他の車が何台か止まってるのが見えました。
「何見てるんですか?」
と聞いてみると、
「ライオンだよ!!」
という答えが!!!!
ライオン!!!
遂にご対面です!!
野生のライオン!!
車を道路に寄せて、緊張の瞬間。。。
。。。。
。。。。
あれ、、、、
どこ???
見えない。。。。。
ライオンが見えません。。。
しかし、
「あっ、いたっ!!」と言う声が。
よく見てみると、遠くですが茂みの後ろにいました。
雄ライオンです。
じーと、立っています。
車を警戒しているのか、間近でみることはできませんが、 野生のライオンです!!
最後の最後に念願のライオンを見ることができました!
初サファリパークで、アフリカ初ドライブして、初野生のライオンを見て「初めて」づくしでした!!
アフリカの大自然を満喫できて、ちょうど良い息抜きの週末になりました~!
算数×日本文化×マジック!? ~スワジランドで教育実習~
スワジランドでついに初授業!!
アメリカで学んだことをスワジランドで実践!
今日は社会の授業を見学しました。
単元は「政治体系」について。
先生はまずスワジランドの政治体系について話します。
スワジランドは国王が存在し、「君主制」と「国王が強大な権力を持つ伝統的な制度」が混合されたものが使われているみたいです。
現在の国王です。
そして「君主制」の他にも、「民主制」や「独裁制」などの政治体系が紹介されていました。
「国それぞれによって、政治体系が異なるんだよ~」
と先生。
これはちょうどいいチャンスだ!と思い、日本の政治体系について少し話させてもらいました。
日本は大日本帝国憲法の下では、天皇制がとられ天皇が強大な権力を持っていたこと。
これは現在のスワジランドと少し似ています。
「でも、1945年のある出来事からその制度が変わったんだ。1945年は何の年か知ってる?」
生徒「第二次世界大戦が終戦した年!」
「そう!どうやって、戦争が終わったか知ってる?」
生徒「アメリカが日本の長崎と広島に爆弾を落とした。」
スワジランドの6年生が、長崎と広島の名前を知ってるなんてちょっと驚きでした。
第二次世界大戦の敗戦を原因に、憲法が変わり立憲君主制になったこと。その憲法はアメリカが草案を作ったことも説明しました。
そして現在、天皇は現在は政治的権力は保持せずに、「象徴」とされていること。
しかし、多くの人は天皇を崇高な人としてとらえていることなどを解説。
「そしたら、そもそも第二次世界大戦は何ではじまったの?」
という良い質問が。
その質問は、担当の先生がわかりやすく第二次世界大戦の概略を説明してくれました。
日本の話から世界で起こってることに興味を持ってくれて良かったです!
授業後に「何を教えられるんだね?」と社会の先生に聞かれて、とっさに
「英語、、、、、、、、と算数も教えられます!」
算数も教えられる!と言ってしまいました。。。
僕が取得する予定の免許は中高英語なんですけどね。。笑
「そうなんだ。じゃあ、明日算数教えよっか!」
「はっ、はい!も、もちろんです!!汗」
と、次の日算数を教えることに。笑
算数は塾講師をしていた時に、受験算数を教えていたので、教えられることは教えられるんですが、算数用語の英語がわからない。。。
「単元はCuboidね」と。
.
「ふむふむCuboidね・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
ググる。。。。
「直方体」です!!
教えることの難しさよりも、単語を覚えることの難しさのほうが大変そうな気がします。笑
そんなかんやで、スワジランド一回目の授業は「算数」です!
その後に、クラスを回っていたら一人の2年生の男の子が教室に残っていました。
何してるの?と聞くと、「黒板に書いてあることをノートに書き写さなきゃいけなくて、残らされているんだ。」
と言っていて、彼はまだ2行しか書いていませんでした。
しばらく彼の様子を見ていると、1単語書いてから次の1単語を書き始めるまでの時間がとても長いのに気づきました。
これはおそらく「情報量が多すぎて、どこを書いているのか、わからなくなっているんだな」。
と思って、次書く単語を指差して、どの単語を次書けばいいか一目でわかるようにしました。
そして、一行書き終わるごとに「チェック」をつけるという、「ポジティブ・レインフォースメント」を使い、やる気を継続させます。
この二つを続けるだけで、生徒の書くスピードが格段にあがり、あっという間に終わりました。
「先生ありがとう」と言われ、
「よくがんばったね」と言って、送り出しました。
今回は、「情報量が多すぎる」というのが問題であり、彼自身が悪いとか、怠け者だ、というわけではありませんでした。
こういった生徒は、よく「問題児」などど言われます。
しかし、「何が原因」かを冷静に分析して、それに対応した「サポート」を与えることで生徒の行動は大きく改善します。
アメリカで勉強した「教育心理学」と「Functional Behavior Analysis」が役に立ちました。
「Functional Behavior Analysis」とは生徒の問題行動を分析する方法で、生徒の一連の行動を
Antecedent 先行条件
Behavior 行動
Consequence 結果
の大きく3つに分けて分析する理論です。
行動には必ず引き起こされる「先行条件」があり、その「先行条件」を何か突き止めることが必須です。
今回の場合では、
Antecedent 先行条件 多くの量の板書をノートに写す。
Behavior 行動 ノートを写さずに、他人にちょっかいを出し始める。
Consequence 結果 書くことを回避。
だったので、これを解決してあげればよかったのです。
「学んだこと」を「実践」に繋げることができたのでよかったです。
やっぱり、実践も「理論」もどちらも大事ですね。
さあ、明日は初授業です~!!
スワジランドの現地学校で教育実習!初日!
「ブッシュファイヤー」を満喫した、次の日は6時起きでした。
なぜなら、月曜日から教育実習が始まるからです。
アメリカで人生初の教育実習を終えた僕は、今度はどんな教育実習になるのだろうかとまたしてもドキドキワクワクでした。
「そもそもスワジ語話せないのに先生なれるのか?」と聞かれますが、スワジランドの公用語は英語とスワジ語で、僕の行く学校は授業を英語で教える学校なのでなんとかやってます。笑
(スワジ語で教えている学校もあります)
7:30に学校に集合して、8時から朝礼開始!
朝礼!!
アメリカではなかったなつかしの朝礼です。笑
朝礼では、先生の話や、国家を歌ったりします。
そして、朝会で僕のことが紹介されました!
子供達にとって、僕がおそらく人生初めての日本人でしょう。興味心身です。
しかし、アメリカの子供達と違うところは 、子供達が朝会後にすぐさま抱きついて来るところです。笑
ハグをする文化のスワジランドでは、子供達がめちゃくちゃくっついて来ます。笑
日本は握手もハグなく、「できるだけ触れないようにする文化」なので正反対ですね。
ハグの嵐を終えた後、担当の先生に挨拶をして、スケジュールのことを話して、、、
と思っていたのですが、担当の先生はいないみたいです!!
「自由に色んなクラスを回って」と言うことだったので、一番近くにあった5年生のクラスに行きました。
5年生の先生が授業終盤に、「質問ある人?」と聞いた途端に、子どもたちは我先にと争うように手を挙げ始めました。
最初の質問はこれです。
「中国語話せますか?」
「話せません!!!」
と即答。
スワジランドでよくあるのが、中国人と間違えられることです。
中国の会社がアフリカに進出して、アフリカにいる中国人の人口が増えたため、中国人をよく見かけるみたいです。
僕らが「ケニヤ人」と「スワジ人」を見分けるのが難しいのと同様、彼らも中国人と日本人を見分けることは難しいみたいです。
そして、気を取り直して次の質問に行きました。
「Helloって日本語でなんて言うのですか?」
予想していたこの質問。この質問は、日本語を教えたことのある方は分かると思いますが、ものすごく難しい質問です。
なぜなら、日本語には「Hello」に対応する言葉がないからです。
「こんにちは」を思い浮かべる人はいるかもしれませんが、「こんにちは」は「Hello」のように親しい友人などには使いません。
「こんにちは」は丁寧な挨拶で、目上や知らない人など、多少距離のある人に対して使います。
朝は「おはよう」と友達に言いますが、午後に言う言葉はみつかりません。(僕は大体友達の名前を呼びます)
なので、「Hello」に対応する日本語は存在しないのです。
しかし、それを5年生に説明するわけでもないので、一番「Hello」にニュアンスの近い「こんにちは」をやっぱり教えました。
新しい言語を聞いた彼らは「驚きの顔」をしていました。
ちなみに、教室はこんな感じです。
教室にあるのは黒板のみ。ホワイトボード、プロジェクター、電子黒板などはもちろんありません。
アメリカの学校とは正反対です。
「そんな環境にいる彼らは可愛そうです。」
と、言いたいのではありません。
この学校の生徒はたくましく学習しています。
また、先生たちもこの環境に屈していません。
この学校は、他の国の学校と比べてテクノロジーなどの設備はあまりありません。
しかし、テクノロジーはなくても教えることが十分可能です。
このような「テクノロジーも何もないとことでどれだけできるか」で「教師の技量が測れる」と感じました。
「教えることの根本的な要素」がシンプルに見えるスワジランドの学校。
「教えることの基礎」を習得するにはベストな環境なのではないかと思います。
そして、休み時間には子供たちと土のグラウンドでサッカーをしました。
2回目の教育実習ともあり、だいぶ余裕がある初日を過ごしました。笑
やっぱり子どもたちは無邪気です。日本でも、アメリカでも、スワジランドでも同じなんだなー、という一面を見れて良かったです。
これから5週間に渡って教育実習を行うので、スワジランドの学校について質問などがあったら遠慮せずに聞いてください!
明日も新しい発見や日本、アメリカとの違いを探してきます!
実はこの記事はアメリカの教育実習の初日の記事とほぼ同じ構成でかいています。笑
見比べてみると面白いかもしれません。笑
kyouikuwoamerikade.hatenadiary.jp