日本人は1人だけ!アメリカの大学で教育を学んでみる

日本人は1人だけ!アメリカの大学で教育を学んでみる

休学してアメリカのリベラルアーツカレッジで教育を学ぶ学生。アメリカ留学2年間終了後、アフリカに行き、インド、南米の学校で働いてた。多くの教育関係者、海外に興味を持った方に読まれるブログを運営中。

人を動かす鉄則~インドでの家庭訪問から学んだこと~

 

日本のアニメや漫画は海外でも有名です。

 

しかし、どのアニメや漫画が人気かは国によって異なります

 

アメリカではナルトやワンピースが流行っていました。

 

アメリカで教育実習した時の最初の質問もナルトについてでした。笑

 

また、図書館には日本の漫画コーナーがあるほどです。

 

 

詳しくはこの記事に書いています。

 

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スワジランドで流行ってたのはドラゴンボールでした。

 

なぜか生徒の間で、僕のお兄さんが悟空という設定になっていました。笑

 

そして、インドで流行しているのは

 

、、、、、、、、、、

 

、、、、、、、、、、

 

「ドレもん」です!!!

 

「ドレもん」とは「ドラえもん」のこと。

 

インドでは「ドラえもん」と発音されずに、「ドレもん」とみんな言っています。

 

僕も黒板に書いてみたら、生徒たちは大喜び。

 

ドレもんコールがおこりました。笑 

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そして、放課後には家庭訪問に連れて行ってもらいました。

 

メンバーはTeach For India から派遣されている3人の先生とその育成担当のマネージャーと僕を含めた5人。

 

今回訪問するのは学校でよくトラブルを起こす生徒の家。

 

学校から車で15分くらいのところでした。

 

家は板を組み合わされただけで、南アフリカのスラム街で見た家と似ていて、こんなかんじでした。

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家のドアをノックすると、愛想がよさそうなお母さんが迎えてくれます。

 

家の中にあるのは、汚れたキッチンと2つのベッドのみ。

 

床のコンクリートは剥がれていて、とてもきれいといえる状況ではありません。

 

屋根は板が置かれているだけで、雨が降ってきたら雨漏りは避けられなさそうです。

 

トイレやシャワールームもなく、どこで体を洗っているのか疑問に思いました。

 

宿題をするための机などはもちろんなく、勉強する環境は家に整っていないのは一目瞭然です。

 

早速、先生たちが話を始めます。

 

「学校でトラブルを起こすこと」、「宿題をやってこないこと」、「生徒の成績がよくないこと」、「家で暴力をうけていると聞いたこと」などを話していきます。

 

保護者は生徒の学校の状況を聞いて 、渋い顔をしていました。

 

また、家庭訪問している際にも母親が生徒を叩いているの見ました。

 

先生が止めるように話すと、

 

「良くないとは思っているが、自分も同じように育てられたので反射的にしてしまう。習慣のようなもので、簡単に直せない。

 

と言ってました。

 

話をよく聞いてみると、父親がよくお酒を飲んで自宅に帰ってきて、子どもたちに暴力を加えるということがわかりました。

 

「子どもへの暴力を止めること」、「家で宿題を手伝って欲しいこと」を念押しして学校に戻りました。

 

家庭訪問は生徒の親と直接会えるだけではなく、家庭の様子を見ることができるので生徒のことを知る貴重な機会でした。

 

学校に戻った後に、家庭訪問の様子を見ていたマネージャーは3人の先生に重要なことを伝えました。

 

「子どもと接する時と同じで、最初に親と信頼関係を築かなければいけない。信頼関係が構築されてない状態で、「こうしてほしい」と要求してもなかなか受け入れてくれない。」

 

このことを聞いて、僕が塾で働いていた時の苦い経験を思い出しました。

 

6年生の受験生を受け持つことになって、最初に電話した時のことです。

 

僕は「今の学力では志望校に受かることは難しい。基礎がぜんぜん固まっていない」

 

という趣旨のことを言って、保護者が不機嫌になってしまったのを覚えています。

 

今思えば「信頼関係ができてない時に否定的なことばかりを言うのは相手に悪印象を与える」とわかりますが、その当時は気づきませんでした。

 

結果的にその子は第一志望に合格することができたのですが、最初の電話でもう少し保護者のことを考えていたら、その後もっとスムーズにコミュニケーションを取れていた思います。

 

「信頼関係の構築」

 

これは、保護者だけではなく子どもと接する時にも最も重要な要素の1つだと思います。

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 子どもが動くかどうかは「先生との信頼関係」が大きく影響します。

 

「先生のことを好きになると、その先生が教える教科のことも好きになる」っていう経験は皆さんもあると思います。

 

また、多くの論文で「生徒と先生の良い関係が成績向上だけではなく、生徒の精神的な支えになる」と述べられています。

 

先生と生徒の信頼関係が構築されていると生徒が「学校を辞める」可能性が半分になるというデータもあります。

 

教える教科の知識を知っていることはもちろん重要ですが、生徒と「繋がる」ことができるかというのも同じくらい大事だと思います。

 

当たり前のことですが、家庭訪問を通して改めて感じました。

 

 

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インドの給食は毎日カレー!?~各国の給食を5段階評価して発表!~

 

いつものように学校に向かっていると、突然バスが止まりました。

 

かなり時間が経ってもバスは動きません。

 

そして、乗客が外に降り初めました。

 

どうやらバスが故障して動かなくなったみたいです。

 

別のバスを待つ乗客たち。 

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バスが動かなくなるなんて!!笑

 

仕方なく、他のバスに乗り換えましたが学校に到着するのが少し遅れてしまいました。

 

学校に到着すると、既に授業は始まっていました。

 

授業は「Design For Change」。

 

子ども達の身の回りにある問題を発見して、どうやったら解決できるかを考える授業でした。

 

子どもたちは、

 

①町が汚い
②家庭内暴力
③アルコール依存症
④ペットへの虐待
⑤タバコの喫煙

 

などの問題を挙げていました。

 

まだ3年生なのに、色々よく気づいて驚きました。

 

やっぱり子どもってよく見てますね。

 

次回の授業では、「どうこれらの問題を解決するかというのを話し合う」ことになって授業が終わりました。

 

そして、休み時間になりました。

 

1人の生徒に一緒にご飯を食べようと言われたので、生徒たちと外で食べることに。

  

インドの学校では給食が無料で配布されます。

 

生徒は器だけ持ってきて、お昼になると外に出ます。

 

お昼の時間になると、給食を作る人が大量のご飯を作って学校に持ってきます。(学校内に給食室がないからです)

 

給食を作る人は政府からお金をもらっているみたいで、毎日200人分の量のご飯を作ってきます。

 

今日の給食は「キチュリ」といわれるインド料理です。

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「キチュリ」とは豆と水分を多く含んだお米の料理らしいです。

 

 僕も少しもらってみました。

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味は・・・

 

・・・・・

 

・・・・・

 

おいしい!!!

 

香辛料がよく効いていますが、あまり辛すぎることもなくとても食べやすいです!

 

ちなみにほかの日の給食はこんな感じです。

 

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カレー!!! 

 

と思うかもしれませんが、これは「ダール」と呼ばれるものです。

 

カレーに豆が加わると「ダール」という名前に変わるみたいです。

 

 

こちらは大豆とご飯の「ソヤビーンライス」 

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そして、「キチュリ」の香辛料が違うバージョン。 

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またまた、「キチュリ」の味が違うバージョン。笑

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「ダール」以外は全て似てますが、料理の具材や香辛料の種類が若干毎日異なります!!

 

美食家ではない僕には味の違いがあまりわかりませんでしたが。。。

 

ちなみに、アメリカの給食はこんな感じでした。

 

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THE・アメリカって感じですよね。笑

 

詳しくはこの記事に書いてあります。

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スワジランドの僕が行った学校は給食はなく、サンドイッチなどを生徒が持ってきていました。

 

日本の僕の通っていた小学校の給食はこんな感じです。

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さて、ここで僕の独断と偏見で各国の給食を5段階評価してみようと思います。笑

 

 

インド

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味      ★★

ヘルシー   ★★

レパートリー ☆☆☆

給食費    ★★★

 

総合評価   ★★★

 

<コメント>

香辛料の効いた野菜とご飯中心のヘルシーな給食はおいしかったので、味とヘルシーさに星を4つ付けました。しかし、料理の味が毎回似ていたためレパートリーは星2です。また、給食費が無償であるので文句なしの星5です。

 

アメリカ

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味      ★★☆☆

ヘルシー   ☆☆☆☆

レパートリー ☆☆

給食費    ★★★

 

総合評価   ☆☆☆

 

<コメント>

ジャンクフードを毎日食べている気分だったので、味とヘルシーさは低評価です。給食費は家庭の収入によって給食費が減額、または無償となる場合が多いので星を4付けました。

 

日本

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味      ★★

ヘルシー    

レパートリー 

給食費    ★★☆☆

 

総合評価    

 

日本の給食はおいしいかったです。(自分の通っていた学校です)そして、栄養バランスやレパートリーも豊富だったので星5をつけています。給食費は全国平均1ヵ月約4000円と高くはないですが、インドなどに比べると高いので星3にしました。

 

※一部の自治体では給食が無償であったり、家庭の収入によって給食費が減額、または無償という制度も一応あるみたいです。(どのくらいの家庭が実際に減額されているかはわかりません。)

 

文科省ページ: URL 中央教育審議会義務教育特別部会(第1回)議事録・配布資料 [資料7]-4

 

まとめ 

給食はその国の文化が色濃く出るなーと感じました。

 

やっぱり、日本の給食が一番ですね!!!!

 

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「平等」という言葉の落とし穴 ~インドの学校で思ったこと~

 

今日も学校に行ってきました。

 

学校まで90分かかるため、7:30から始まる学校には5:30に起きて準備をしなければいけません。

 

インドの学校は普通12時に学校が終わります。(他の先生にも聞いてみましたがこれは一般的だそうです)

 

その後先生はすぐに帰宅できます。

 

なので大体学校にいる時間は5時間ほど。

 

先生が10時間以上学校にいる日本とはかなり違います。

 

無事に学校に7時半前に着きましたが、先生がいません。

 

待つこと10分。

 

もう授業開始時間から10分過ぎています。

 

困惑する生徒たち。と僕。

 

先生が来るまで時間を繋ごうと日本の写真を見せ始めます。

 

40分くらい日本の写真や日本の文化について話しましたが、先生はまだ来ません。

 

他の先生に聞いてみると、

 

「3年生の先生は今日は体調不良で休みだよ。聞いてなかった?」

 

「。。。。。」

 

「聞いてません!!!」

 

「だから3年生をよろしくね!

 

と言われました。(後にメールを見ると、僕が家を出た後にメールが入っていましたがWiFiがないとインターネットが使えない僕はオフィスに戻ってから初めてメールを見ました。)

 

3年生をよろしくね!」

 

と言われても、何も用意してないんですけど。笑

 

と思いながら、昨日の算数の続きを教えようと決めました。

 

そしたら、マーカーがないことに気づき、他の先生に聞いたら事務室からわざわざ取ってきてくれました。

 

この教室には去年まで黒板がなかったため、今年からホワイトボードを購入してつけたそうです。

 

算数の問題をホワイトボードに書いていきます。

 

そして、途中でおかしなことに気づきました。

 

 

 

なんと一回書いたら、マーカーが消えないのです。

 

 

「。。。。。」

 

 

ホワイトボード用ではないマーカーだったみたいで、生徒に協力してもらって、みんなで消しゴムで30分程かけて消しました。笑

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算数の簡単な足し算と引き算の問題を黒板に書いたのですが、クラスの勉強のレベルがばらばらで、すぐに終わってしまう子もいれば、一問も解けない子もいます。

 

説明を1回で分かる子どももいますが、1回ではわからない子もいます。

 

なので、解ける子どもにはもっと問題を与えて、解けない子どもには個別でフォローをします。

 

得意ではない子が、一問でも解けたら、かなり褒めてハイタッチをします。

 

また、学校に来ることで精一杯の子もいます。

 

前日に、勉強に集中してない生徒がいたので先生に聞いてみたら

 

「あの子は先月父と兄を同時に亡くしたんだよ。だから、やっと最近明るくなってきた」

 

と言ってました。

 

この学校の生徒の家族が亡くなることはかなり頻繁に聞きます。

 

他の生徒にも、

 

「なんで昨日学校に来なかったの?」と聞いたら、

 

お兄ちゃんが死んでしまったから」と言っていて驚きました。

 

そんな子どもが勉強に集中することはとても難しいことです。

 

僕だって、家族の誰かがなくなったら、長い間勉強に集中することができないと思います。

 

なので、僕は生徒に対して同じ対応をしないようにしています。

 

 生徒によって異なる対応を心掛けています。

 

「子ども達を平等に扱うべきである」という意見があります。

 

しかし、僕は教えるときには「平等」よりも「公平」であることが大事な気がします。

 

英語では「Equality」と「Equity」と訳されます。

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この写真でもわかるように、「同じ」サポートを全員に与えることよりも、それぞれに「適した」サポートを与えることが重要だと考えます。

 

日本人はなんだか「平等」という言葉が好きなような気がします。

 

「みんなを同じように扱う」という「平等」は聞こえがいいですが、「個人の違い」に対応できないという穴があります。

 

生徒は一人一人異なるのだから、それに合うように先生も教え方や対応の仕方を変えるのはごく自然なことだと感じます。

 

「違いに寛容な学校」が「違いに寛容な社会」を作ることの初めの一歩であると思います。

 

日本の学校も多様化していくと思うので、先生がまずは多様化のことを理解しなければいけない。

 

そんなことを感じた日でした。

 

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観光だけじゃわからない!?インドの学校に行って初めてわかったこと

 

 

インドに着いて数週間が過ぎ、オフィスワークにもだんだん慣れ始めてきました。

 

現在は教育系NPOの「Teach For India」の採用・選考インターンとして、業務の手伝いをしています。

 

Teach For India」は貧しい子どもが集まる学校に教育に情熱を持った人を教師として2年間派遣するプログラムを運営しています

 

そしたら上司に、

 

「実際に学校行ってみる?」

 

と聞かれて

 

「はい(((o(*゜▽゜*)o)))」

 

と即答。

 

そして行ってきました!

 

インドの学校!

 

今回行った学校はインドの中でも貧しい子どもが集まる公立学校。

 

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学校の敷地に入ると、生徒たちがざわめき始めました。

 

この生徒たちの反応を見るのも、アメリカ、スワジランドと3回目。

 

各国の生徒たちの反応が微妙に異なるのが面白いです。笑

 

一番すごかったのはスワジランドです。

 

スワジランドでは僕を見た瞬間に生徒たちは抱きついてきました。笑

 

反対にアメリカでは、少し距離を置かれたのを覚えています。笑

 

今回はその中間くらいです。

 

抱きついてくる生徒はいませんでしたが、生徒たちは果敢に握手とハイタッチを求めてきます。笑

 

「触れることにどれだけ許容か」はその国の重要な文化の1つだと思います。

 

この日の朝は全校生徒での朝会から始まりました。 

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インドの学校にもスワジランドや日本の学校と同じように朝会があるみたいです。

 

また、この写真からわかるように生徒が制服を着ているのがわかります。

 

「集団」という言葉が頭に浮かびます。

 

逆に、アメリカの子ども達の制服に対する拒絶反応がすごかったです。

 

「自分の着たい服を着ることは自分を表現する大切な手段の1つ。制服はそれを奪うもの。」

 

と小学生が言っていました。笑

 

そんなことは僕は小学生の時思ってもいませんでした。笑

 

そんなことを思いつつ、3年生の教室に向かいます。

 

教室で僕の自己紹介を簡単にすると、生徒たちは僕のことを「バイヤ」と呼び始めました。

 

これはヒンディー語で「お兄さん」という意味で、若い女の先生だと「お姉さん」という意味の「ディディ」と呼ばれます。

 

Mr. Masaki」とか「Teacher Masaki」と呼ばれることには慣れていたのですが、「バイヤバイヤ!」と呼ばれるのに慣れるのは少し時間がかかりました。笑

 

僕の自己紹介の後、生徒たちが僕に自己紹介をする番。

 

自己紹介では、「名前」と「好きなもの」を言います。

 

一人の生徒が「私はバイアが好きです。」

 

と言いました。

 

「バイア」とは僕のことです。笑

 

そしたら他の生徒も、

 

私/僕はバイアが好きです。

 

と言い始め、何故か会って10分でほぼ全員が僕のことが好きなことになりました。笑

 

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そして、自己紹介後生徒からのサプライズ!!!

 

生徒が手紙をくれました!

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この日僕が来ることを知っていて用意してくれていたみたいです。 

 

こんな歓迎をされるとは予想してなかったでの嬉しかったです!笑

午後

この日の給食の様子はこんな感じです。

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子どもたちは器だけを持ってきて、給食を無料で食べることができます!

 

ご飯と何種類かのスパイスを混ぜ込んだインド料理です。

 

日本、アメリカ、インドとその国の食文化が出ていて面白いです。

 

アメリカの給食はこちらから

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給食の休み時間から帰ってきてた生徒たちは興奮状態です。

 

なので、休み時間の後は「ゼン・ゾーン(Zen Zone)」と呼ばれる興奮を鎮める時間が10分間あり、生徒たちは目をつぶって自分を落ち着かせます。

 

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その後はお祈りです。

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日本、アメリカ、スワジランドにはなかった、インドならではの文化が出ていると感じている瞬間でした。

 

日本、 アメリカ、スワジランド、インドの学校を見てみると改めて、学校はその国を映し出す鏡のようなもの」だなと感じます。

 

「全校生徒が集まる朝会があるのか」、「制服があるのかないのか」で、その国が「集団」を意識しているのか「個」を意識しているのかを見分ける手がかりを掴めます。

 

その学校で「祈りがあるかないか」、「どのような祈りをするか」で、その国の宗教や宗教に対する考え方が垣間見えます。

 

給食を見るとその国の一般的な食べ物がわかります。

 

子どもたちが話す言語を見るとその国の歴史が垣間見えます。

 

子ども達の家族の話を聞くと、一般的な家庭がどのような暮らしをしているかがわかります。

 

このようなことはただ観光をして、その国の表面的な部分しかみていないと知ることが難しいと思います。

 

観光だけではなく少し地域にコミットして初めて見えることがたくさんあります。

 

僕は観光するよりも、「学校に行ってその国のことを一歩深く理解すること」に楽しみを感じるようになりました。

 

オフィスに引きこもってるよりも、やっぱり学校に行くっていいです!

 

学校に行くと子ども達からエネルギーをもらえます。

 

その国がいくら貧しくても、その国の政治がいくら腐敗していても、子供達はいつも決まって元気です。

 

子ども達を見ると、まだこの国は希望があると感じます。

 

「子ども達は私達の未来の希望」です。

 

その希望を潰さないような教育を全ての子供が受けることができたらいいなと思います。

 

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僕がインドに行ってわかった5つの事実~インド生活日記~

 
インドに到着した日のこと。
 
 
朝の7時にインドのプネーの空港に着きました。
 

 

大きい荷物がインドのデリーからプネーまで届かないというハプニング。

 
 
そして、荷物のことを話すために事務室に行く途中に、セキュリティの人に声をかけられました。
 
 
 
「何やってるんだここで?」
 
 
「いや、荷物が届かなかったので荷物の特徴などを話しに行くんですよ。」
 
 
「・・・・・」
 
 
「何やってるんだここで?」
 
 
「いやだから、荷物届かなかったんで荷物の特徴などを話しに行くんですよ!!!」
 
 
「・・・・・」
 
 
あれ?
 
 
英語が通じない。笑
 
 
そういえば、デリーの空港でも英語が通じないことがありました。
 
 

インドって英語が通じると思ってたのに、英語が通じないなんて。

 

 

 ①インドで英語が話せる人は多いが、全員が話せるわけではない

 
 
後々聞いてみると、これは受ける教育や環境によって差が出てくるみたいです。
 
 
英語で教えている学校、ヒンディー語(インドの公用語)で教えている学校、マラーティー語(今いる地域の言語)で教えている学校などがあり、生徒はどの学校に行くか、所得の関係無しに選ぶことができます。
 
 
英語で教えている学校でれなりに勉強していれば卒業までに英語は自然と話せるようになるみたいです。
 
 
英語で教えてる学校に行かない生徒や、英語で教えてる学校に行っていてもあまり勉強しなかった生徒は英語が話せないことが多いみたいです。
 
 
英語を必死で勉強しても一向に話せるようにならない日本の学校とは違いますね。笑
 
 
正しいやり方で正しい方向に努力しないと、いくら頑張っても目標を達成することはできないということだと思います。
 
 
その後も、空港内で働く人で英語を話さない人を多く見ました。
 
 
そして、友達に言われた言葉を思い出しました。
 
 
「インドは空港が一番危ない。外に出たらすぐに声をかけられるからNOと言う準備をしときな。」
 
 
空港からホテルなどに連れて行くと見せかけて、違う場所に連れて行かれてお金を騙し取られる。
 
 
という話をよく聞くので、それを覚悟して外に出てみました。
 

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あれ?
 
 
全然人がいない。
 
 
そして、誰も話しかけてこない。笑
 
 
その後も、空港で予約したタクシーを待ってる間も誰1人声をかけてくることはありませんでした。笑
 

②空港は絶対に危ないというわけではない。

 
 
これは、朝7時という早朝だったのとプネーの空港が比較的安全だったということだからだと思います。
 
 
※デリーの空港の外はまたちがうと思います。
 
 
ただ、「インドの空港=絶対危ない」ってことは必ずしもないってことです。
 
 
そして、インドの気温について。
 
 
インドの空港に着いたら
 
 
「あつ!!!!!!!!
 
 
・・・・・・・・
 
 
くない????」
 
 
「あつくない!!!」
 
 
そう「暑くない」のです!
 
 
気温は27度です。 
 
 
僕の滞在先のプネーでは大体平均して24度くらいみたいです。
 
 
東京より暑いのは覚悟してインドに来たのに、東京よりもめちゃくちゃ過ごしやすいです!!
 

③インドは必ずしも暑いわけではない

 
「夏のこの時期インドはものすごく暑い!!!」と思うかもしれませんが、今はモンスーンと言って日本の梅雨にあたる季節です。
 
 
夏は3月から6月くらいにかけてで、それはそれはものすごく暑いみたいです。
 
 
場所と時期によってはインドも避暑地になるのです!
 
 
過ごしやすい気温に意気揚々として、タクシーのドライバーに滞在先まで送ってもらいます。
 
 
住所を見せたところ、ドライバーはその場所を知らないようでした。
 
 
しかし、そんなのもお構いなく進んで行きます。
 
 
ドライバーはカーナビもインターネットが使える携帯も持っていません。
 
 
近くに着いたら、住所を頼りに人に道を聞いて行きます。
 
 
聞かれた人も「こっちだよ」と快く教えてくれます。
 
 
そして無事に滞在先に着くことができました!!!!
 
 
「インターネットやWiFiが使えなかったら何もできない」
 
 
最近こういう人が増えている気がします。
 
 
情報社会の中でインターネットやWiFiは確かに重要なものです。
 
 
しかし、一番大切なものはいつの時代も「人」であると思います。
 
 
わからないことや困ったことがあったら、人に聞けばいいのです。
 
 
インターネットが使えなくっても「情報がくれる人」がいればいいのです。
 
 

④インターネットがなくても人がいればなんとかなる。

 
 
人に頼らなくても良い社会になってきたからこそ、人の繋がりって大事だと思います
 
 
たまには「インターネットやWIFIがない環境」を体験するのもいいかもしれません。
 
 
思いもしない様々な発見がありますよ!
 
 
そして、タクシーに乗って外の景色を見渡すとこんな感じ。 

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きったな!!!!!
 
 
そして通るだけで臭いがすさまじい、、、、、
 
 
やっぱりインドは汚くて臭い。。。。
 
 
と思っていましたが、後日こんな光景を目の当たりにすることに。
 
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インドのショッピングモールです! 
 
 
これを見ると、「インドは汚くて臭い」といのは正確な表現ではない気がします。
 
 
なぜなら綺麗な場所もあるわけですから。
 
 
しかし、汚いところが多いのも事実。
 
 
なので、

 

⑤インドは汚くて臭い所も多いが、綺麗な場所もある。

 
 
と言うのが正確な表現ですね。
 
 
少し面倒くさいと思いますが、「ステレオタイプ」を作らないためには必要なことだと思います。
 
 
インドでは2ヶ月間教育NPO「Teach For India」で有給インターンをしてます。
 
 
学校に行くのとオフィスで働くのと半々なので、「インド情報」や「インドの教育事情」をこれからも発信していきたいと思います!
 
 

【まとめ】日本では考えられない!?スワジランドあるある20選!

 

はじめに

この記事では、2ヵ月滞在して発見したスワジランドあるあるを紹介したいと思います。

 

「スワジランドのことを知りたい!!」、「これからスワジランドに行く!!!」っていう人(あんまりいないとは思いますが)は必見です。笑

 

 

 

①牛が道端にいる

 

スワジランドでは家畜目的で牛がそこらじゅうにいます。

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乗っていたバスが子牛に衝突したなんてこともありました。笑

 

ちなみにバスと牛が衝突した場合には、牛の飼い主が管理不届きとして訴えられることが多いそうです。

 

②中国人に間違えられる

 

基本的に「あなたは中国人?」と聞かれます。

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「ちがいます。日本人です。」

 

と言うと、「でも、中国人と同じ顔だよね。」と言われます。

 

スワジランドで一番言ったフレーズはダントツで

 

I'm not Chinese!!です

 

③お釣りのための硬貨がないともらえない

 

スワジランドで買い物をしていたある日のことです。

 

買い物の合計が48リランゲーニ(スワジランドの貨幣の単位)だったので、50リランゲーニ出しました。

 

2リランゲーニのお釣りを待っていたら、

 

「おつりないよ。」

 

と、当然のように言われました。笑

 

えっ??

 

と驚きました。

 

しかし、レジの中にお釣りの硬貨がない時に、お釣りをもらえないことはけっこう普通みたいです。

 

最初は「お釣りもらえないとか詐欺だろ」って思ってましたけど、時間とともに慣れていきました。

 

④ヒッチハイクが簡単にできる

 

スワジランドではヒッチハイクがものすごく簡単です。

 

大体平均して3車くらいに声をかければ乗せてもらえることができます。

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もちろんお金を要求されるなんてことはありません。 

 

人生初めてのヒッチハイクがスワジランドでするとは思いもしませんでした。笑

⑤基本的に水は飲めない

 

アフリカの多くの国に当てはまると思いますが、水には3種類あります。

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1、沸騰せずに飲める水
2、沸騰したら飲める水
3、沸騰しても飲めない水

 

スワジランドでは①の沸騰せずに飲める水はかなり少ないです。

 

しかし、①の蛇口からも汚濁した水が1回出てきてびっくりしました。笑

 

⑥トイレにコンドームが置いてある

 

HID/AIDSの感染率が最も高い国の1つのスワジランドは、予防するためにトイレにコンドームが置いてある場所がかなりあります。

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小学校でもHID/AIDS予防についての授業をしていました。

 

感染を拡大させないために、国を挙げて設備を整えたり、正しい知識を伝えることに力を入れていました。

 

⑦ドラゴンボールが人気

 

学校で生徒に人気だったのはドラゴンボールでした。

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ポケモン、ナルト、ワンピースよりもドラゴンボールでした。

 

アメリカではナルト、ワンピースのほうが人気でしたが。笑

 

そしていつのまにか生徒達の間で僕の父親は悟空という設定になっていました。笑

 

⑧停電がよく起こる

 

これが一番困りました。

 

夜に停電が起きると、料理もインターネットも全て使えなくなってしまいます。

 

「電気を発明した人は偉大だ」って1人で実感してました。笑

 

⑨結婚には牛150頭!?

 

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ある日現地の人と話していたら、

 

「私の娘と結婚してくれない?」

 

と言われて、「えっ???」って戸惑っていたら

 

「でも、牛150頭が条件だけどね。

 

と言われました。笑

 

これでは頼んでるのかそれとも頼まれてるのかわからない状況でした。笑

 

後で他の人に聞いてみたら「結婚の時の牛は50頭が平均」と言っていました。笑

 

⑩ネコがねずみを食べる

 

「住んでいるところにネコを飼っているのはねずみ除けのため。」

 

と言われて「ふーん。」と思っていたのですが、実際にネコがねずみを食べる瞬間を見てしまいました。

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「ねずみはネコが嫌い」という話は本当だったんだなぁ思ったのと同時に、自然の摂理を感じました。

 

そして、「日本のネコもねずみをよく食べるのだろうか」という疑問が浮かびました。

 

⑪スーパーに謎の魚の大量の缶

 

スワジランドのスーパーにて。

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魚の絵が描かれた缶詰が大量にあります。

 

スワジランドで人気の缶詰みたいです。

 

試しに買って食べてみたら魚の臭みが強すぎて、それからは買いませんでした。。。

 

⑫夜空が絶景

 

この記事でも書きましたが、スワジランドの夜空は絶景です。

 

kyouikuwoamerikade.hatenadiary.jp

 

一生に一回はスワジランドの満天の星空を見てみるのもいいかもしれません。

 

⑬制限速度100kmの看板がある

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今まで一度も見たことがありませんでしたが制限速度100kmの看板を発見しました。

 

「100km制限って正直意味があるのか?」

 

と思ってましたが、100km以上を普通に出している車が多かったので納得しました。笑

 

⑭さつまいもが白い

 

日本のさつまいもって紫ですよね。

 

「さつまいも」と書いてあって買ったはいいものの、色が白くて本当に甘いのか疑問でした。

 

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友達に「このスイートポテトって本当にスイートなの?」

 

っていう質問をして

 

「あたり前じゃん。甘いからスイートポテトって言うんだよ。笑」

 

と笑われてしまいました。

 

さつまいもご飯にして食べてみるとちゃんと甘かったです!笑

 

⑮お店に入る時は鞄を預けないといけない

 

スーパーなどのお店には「鞄を預ける場所」があります。

 

万引き対策として多くのスーパーに導入されていますが、「鞄を預ける場所」には毎回行列ができています。

 

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「並ぶの面倒くさいな」と思って鞄を預けずに入ったら、出てきた時に店員さんにめっちゃ怒られました。。。

 

「マナーを守らない外国人」というレッテルを貼られたのと同時に、マナーを守らない観光客はこういう心理なのか」と理解しました。

 

「自分の慣習を変えて異文化に適応するってそんなに簡単じゃない」と気づかされました。

 

⑯公衆電話が未だに頻繁に使われる

 

日本ではだんだん見なくなってきた公衆電話。

 

僕の最寄り駅にあった公衆電話も遂に撤去されてしまいました。

 

しかし、スワジランドでは公衆電話を使ってる人を多く見かけました。

 

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この時、「日本って進んでるんだなー」とふと感じました。

 

⑰英語がイギリス英語

 

学校で授業をしていた時に「center」って書いて生徒に指摘されました。

 

スワジランドでは「centre」が正しいスペルなのです。

 

他にも、「color」が「colour」だったり、「meter」が「metre」だったりします。

 

イギリスの植民地にされていたのでイギリス英語なのは当然ですが、「政治」が言葉に与える影響力の強さが垣間見えました。

 

⑱なぜかバスの窓ガラスに弾丸の跡

 

「このバスにはいったい何があったのだろう」と考えると恐ろしかったです。

 

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しかも1つのバスではなく、窓ガラスに弾丸の跡があるバスを複数見ました。

 

スワジランドは安全な国ですがいったい何があったのでしょう。

 

⑲道路に日本の国旗がある!?

 

バスから外を見ていたら

 

「あれ??」

 

とそこにあったのは「日本国旗!!」 

 

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と思ったら下に何か書いてあります・

 

High Accident Zone

 

事故多発する場所だから気をつけてね、っていう看板でした。笑

 

⑳バスの時刻表はない

 

基本的にバスは満員になるまで発車しません。

 

これは「えっ?」と思うかもしれませんが、バスを運営する側にとっては効率的です。

 

できるだけ多くの人を乗せたほうが利益は多くでますからね。

 

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但し、乗客としては「バスが発車するのはいつかわからない」、「早く家に帰りたいのに帰れない」と良いことはありません。

 

僕なんかは「早く発車してほしい」と思っていたんですが、スワジランドの人は「あまり急いでいない」みたいでした。

 

「時間の流れるスピード」がスワジランドの人と僕では異なるのを再認識しました。

 

まとめ

 

どうでしたか?

 

これらの20個が2ヶ月で発見したスワジランドあるあるです。(もしかしたらスワジランドの違う地域では異なるかも知れませんが。)

 

「こんなことはあり得ない」といった「感覚」を楽しむのも違う国にいる醍醐味の1つだと思います。

 

「少し違う体験をしてみたい」という方はぜひスワジランドへ!

 

<関連している記事>

 

kyouikuwoamerikade.hatenadiary.jp

 

 

夏に少し変わったスワジランランド旅行はいかが?スワジランドをお勧めする5つの理由!

 

この記事ではひたすらスワジランドのことを推していきます。笑

 

「夏に海外行きたいけど、まだ決めていない!」、「少し変わった海外旅行をしてみたい!」

 

って人には、ぜひ読んで頂きたいです!

 

スワジランドをお勧めする5つの理由をこの記事では挙げていきます。

 

①安全

 

スワジランドをお勧めする一番の理由は「安全」だからです。

 

海外旅行の行く先を決める時に、どうしても懸念材料となるのが「治安の良し悪し」

 

スワジランドはこの第一関門を余裕で突破します!!

 

どのくらい安全かというと、車を「ヒッチハイク」することが簡単にできます!

 

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タクシーさえもヒッチハイクしてしまいました。笑

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また物乞いをする人もいなく「財布や携帯」を置き忘れても拾って届けてくれます。

 

海外で物を落としたら基本的に見つかることはないですが、「落し物が見つかる」ってなんだか日本に似ていますね!

 

人々の暮らしは決して豊かではないですが、スワジランドの人は温厚で友好的な人ばかりです。

 

②最高の避暑地

 

アフリカっていつも暑いイメージしますよね。

 

しかし、スワジランドは赤道近くではなく、南半球にあるのです!

 

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これは、どうゆうことを意味するかというと日本が夏の間はスワジランドは冬なのです!

 

しかし、スワジランドの冬は日本の冬のように寒くありません!

 

8月などは、朝・夜は10度くらいで日中は20度前後と、とてもすごしやすい気温です。

 

日本の毎日35度近い猛暑日が嫌になってきた方にとっては、スワジランドは最高の避暑地となるでしょう。

 

「いつまで東京で消耗してるの?スワジランドに行けばいいじゃん!」って感じですね!

 

③夜空が絶景過ぎる

 

夜空を見上げるとそこに広がるのは満天の星空

 

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大きな建物などがほとんどなく、空気の澄んでいる冬の時期はもう夜空が絶景です。

 

アメリカのアイオワ州の夜空も富士山から見る夜空も綺麗だったのですが、それよりもスワジランドの夜空はダントツで綺麗です!

 

空を見上げる度に毎回見とれていました。

 

④自然がいっぱい

 

「自然が大好き」っていう方には自然が今でも多く残るスワジランドへぜひいってみてください!

 

登山やハイキング、キャンプができる場所がたくさんあります!

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http://www.phophonyane.co.sz/

(この滝が見れる公園のURLです)

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たまには都会から離れた自然に囲まれた場所で一息つくのも心地がいいものです。

 

⑤物価が安い

 

物価が安いので、何をするにも安く済みます。

 

例えば、このオレンジ一袋26個で日本円にして150円相当。

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僕が泊まっていたところの家賃は1ヵ月1500円でした。

 

このビーフシチューは大体日本円で200円くらい。

 

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しかもこのビーフシチューかなりおいしいです。

 

スワジ料理はどれもおいしく、僕の好みに合うものばっかりでした!

 

おいしい料理が安く食べられる!それがスワジランドです!

 

まとめ 

 

リゾート地に観光に行くのもいいですが、旅行上級者になってくると少し変わったところに行きたいですよね!

 

そんな時におすすめなのがスワジランドです!!笑

 

「こないだ旅行でスワジランド行ってたんだよね~」

 

と言ってみてください。

 

「どこそこ!!!」

 

と、インパクトが強すぎてその場の話題を全てかっさらっていくのは確実です!

 

夏に少し変わった旅をしたいと言う方はぜひスワジランドへ行ってみてください!

 

何か質問があったらどうぞー!

 

<スワジランドについてもっと詳しく>

 

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 <スワジランドの学校の様子について気になる方はこちら>

 

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<このブログのアメリカ教育実習記が本になりました>
 
 
 

「一味も二味も違う」教育実習だった~教育実習最終日~

 

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最終日の朝。

 

昨日の先生の辞職を聞いて戸惑いながらも学校に向かいました。

 

生徒には中間休みが終わってから知らせるということだったので、生徒たちは普段と変わらない様子です。

 

しかし、金曜日は「学校のお菓子屋」が開かれる日です。

 

この「学校のお菓子屋」を担当しているのは昨日辞職してしまった先生なのです。

 

誰も担当する先生がいない!!

 

となっていたところ、白羽の矢が立ったのは僕でした。笑

 

何回か「学校のお菓子屋」をやっている様子は見たことのあるものの、運営には関わったことはありませんでした。

 

しかし、やるしかありません。

 

まずはポップコーンを作るところから。

 

ポップコーンを作るのは今までやったことはありませんでしたが、油とポップコーンの種をお鍋に入れて加熱するだけなので簡単です。

 

と思ったら、見事に焦がしました。。。。

 

周りの生徒達に、「先生は見てて!」

 

と言われ、手伝ってるのか邪魔をしているのかわかりませんでした。。。

 

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無事"生徒達"がポップコーンを作った後は、教室を整理したり他のお菓子を並べたりして休み時間を待ちます。

 

休み時間になると多くの生徒がお菓子を買いに来て、僕は一番重要な会計を担当していました。

 

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スワジランドの貨幣は国王がわかるたびにコインの形や大きさを変える文化なのでコインの判別が難しいです。

 

さらに、南アフリカの貨幣もスワジランドで流通しているため、同じ50コインでも3種類あるというカオスな状態です。笑

 

こんな中、なんとか無事にやりきれたのは高校生のときにコンビニのレジでバイトをしていた経験のおかげだと思います。笑

 

レジバイトの経験が思いがけないところで役に立ちました。

 

なんでも色々やってみることって大事ですね。

 

色々チャレンジして「点」を作り、その経験が後に「繋がる」瞬間ってかなり快感です。笑

 

 今はその「点」を作る段階なので、これからも様々なことに挑戦したいです。

 

そして、お菓子を売る仕事を終えて2年生の教室に行くと黒板にこんなものが!!

 

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黒板にメッセージがありました!!

 

あと少し教えた日本語も。笑

 

そして、手紙も渡されました!!

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手紙に「I love you!!」とか「Konnichiwa!!」とか書いて可愛かったです。笑

 

 最後に写真も取りました!

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(1人写真嫌いの子が左側にいます。笑)

 

本当に"色々”あった教育実習も終に終わりです。

 

あっという間の6週間でした。

 

振り返り

アメリカ教育実習の最終日に「教育実習の罠」ということについて書きました。

 

kyouikuwoamerikade.hatenadiary.jp

 

教育実習で体験できることは「教師の仕事のほんの一部を切り取ったもの」であり、本当に大変な「生徒指導」や「業務」をすることはあまりない

 

といった内容を書きました。

 

しかし今回の教育実習ではアメリカの教育実習よりも「先生の仕事」を体験できたと思います。

 

教育実習生でありながら、「生徒の仲裁」から「生徒指導」、「業務」、「担任の仕事」まで任せてもらいました。

 

「学校一手に負えない子ども」と言われている2年生を、「集中して勉強させる方法」も見つけることができました。

 

こんな貴重な体験をさせてもらえて感謝の気持ちでいっぱいです。

 

新たな旅

 

教育実習後に校長先生から、

 

「6週間ありがとう。本当に助かった。よかったら9月までこの学校にいてくれない?

 

とかなり嬉しい言葉を頂きました。

 

しかし、僕は、

 

「ありがとうございます。もっと学校にいたいんですけど、これからインドに行かなければいけません。。。また今度必ず来ます!!」

 

と返事をしました。

 

新たな旅。

 

そう、それはインドです!!!

 

アフリカの後はインドのTeach For Indiaでインターンを2ヶ月します。

 

今回は学校に行くのではなく、教育系NPOでインターンですが、たまに学校に行ける機会もあるみたいなのでインドの教育のことも発信したいと思います!

 

インドの教育に興味のある方や質問がある方はぜひ聞いてください!

 

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今まで多くの方にブログを読んで頂き本当にありがとうございました!

 

 

<このブログのアメリカ教育実習記が本になりました>
 
 
 

生徒を変えるために必要なこと ~教育実習ラスト2日!~

 

 

今日学校に行くと、昨日床に張ったテープがさっそく剥がれていました。。。

 

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床がコンクリートなので粘着しにくく、簡単に剥がれてしまいました。笑

 

日本の学校でうまくいっても、環境が変わるとやり方も変えなければいけないですね

 

次の策をまた考えなければいけません。。。

 

幼稚園へ

 

今日は、一緒にチームティーチングで教えていた先生が教室に慣れてきたので、その先生がメインで教えることになりました。

 

その先生が教えている時には、僕は代わりに幼稚園に行きました。

 

日本のことを幼稚園の子どもたちにも話してほしいと言われたからです。

 

幼稚園は小学校と同じ敷地内にあります。 

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幼稚園に行くのなんて10年ぶりでした。

 

幼稚園の子どもは言葉を理解するのか、また僕の英語を理解するのかと不安でした。

 

しかし、そんな不安も裏腹に生徒たちは流暢に英語を話し、理解します。

 

3歳のころから英語で教わる環境に浸っていたら、6歳のころにはもう英語をばっちり理解してます。

 

写真を見せることを中心にして日本のことを教えました。

 

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幼稚園生でもちゃんと座って話を聞いてえらかったです!!

 

これが僕がいつも日本のことを紹介してるパワポです。

 

 

 

日本の良い写真ばかりを集めています。笑

 

日本の様子が一目でわかるようになっているので、もし日本を紹介する機会があったらぜひ使ってみてください!

 

そして、少しマジックもしました!

 

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マジックのときは、座ってられずに生徒たちが群がってきました。笑

 

2年生の教室へ

その後は2年生の教室に戻って、一人の生徒の誕生日を祝いました。

 

生徒の誕生日には、親がケーキを学校に持ってきてクラスメイトで分けて食べるというのが学校文化みたいです。

 

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忍者レゴのデコレーションがされた豪華なケーキ。

 

僕も一切れいただきました。笑

 

そして、今日も「クワイエット・ゲーム」をしました。

 

「ただ静かにする」というゲームですが効果は抜群で、生徒たちは20分の間静寂を保つことができていました。

 

初めて授業を担当させてもらった時は席に座るのも難しかった2年生たちが、今ではしっかり席について集中して課題をしています。

 

(最初の子どもの様子は以下の記事で書いています)

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生徒たちが変わったというよりも、自分のやり方を変えました。

 

「他の人を変えたいなら、まず自分が変わる必要がある」

 

ということの大事さを実感できた教育実習になりました。

 

5年生の教室へ

そして今日の最後の時間は、算数を教えていた5年生のクラスに久しぶりに顔を出しました。

 

5年生の担任の先生は、僕が算数を教えるときに色々アドバイスしてくれた先生です。

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この先生は学校一生徒から信頼されている先生で、よく授業の見学にも行かせてもらっていました。

 

5年生の教室に入った瞬間、生徒は席を立って、挨拶をしてきました。

 

Good afternoon, Mr. Masaki

 

と言われたので、

 

Good afternoon, everyone

 

と返します。

 

 

あれ?

 

 

 

そこにいたのは校長先生でした。

 

今日は、いつもの先生がお休みらしいです。

 

そういえば、昨日も学校に来ていませんでした

 

その時間は校長先生が授業を行っていて、僕は教室の後ろで見ていました。

 

さすが校長先生です。

 

クラスルームマネジメント、教え方、指示など一つ一つが洗練されていて色々学ぶことが多く、授業中ひたすらメモを取っていました。

 

授業後に先生に、

 

「今日も5年生の担当の先生は休みなんですね。体調悪いんですかね~?」

 

と聞くと、

 

「先生は昨日辞職した。」

 

と言われました。

 

 え?????

 

 え?????

 

 

辞職????

 

 

「突然なんで辞職されたんですか?」

 

と聞くと、

 

「理由はわかっていない。一昨日辞表を提出して去っていった。

 

と校長先生も困惑していました。

 

この短い期間に2人も先生がいなくなってしまうなんて。。。

 

そして、僕も明日が最終日です。

 

明後日から学校はちょうど一週間の中間休みですが、混沌とした状態で休みの期間に突入しそうです。

 

 

 

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僕が発見した生徒を動かす「魔法の言葉」

 

火曜日。

 

なんだか今日は生徒の様子がおかしいです。
 
 
生徒たちが全然言うことを聞きません。ベヘイバー・チャートをも全然効果がなし。
 
 
なんでかわからりません。
 
 
1人の生徒が席を立ち、黒板に僕が時間をかけて丁寧に板書したのを消し始めました。
 
 
それを見た他の生徒たちは「辞めなよ」と言うのではなく、面白がって笑い始めました。
 
 
 
それに思わずカッとなってしまい、
 
 
生徒を叩いてしまいました。
 
 
それを見た生徒は、唖然とし
 
 
「暴力はいけないんだよ!!!!」
 
 
と叫び混乱し始めます。
 
 
やってしまった。。。
 
 
前の先生が体罰で解雇になったばっかだったのに。
 
 
どうしよう。
 
どうしよう。
 
どうしよう。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
というところで目が覚めました。
 
 
嫌な夢でした。
 
 
しかし、夢でよかったとホッと胸をなでおろしながら、学校に行く準備をしました。
 
 
学校に着いてからは、更なる教室改善を試みました。
 
 
まず、机の下にテープを貼って机がどこにあればいいか明確にしました

 

机の配置を変えたことで、以前よりも机がずれやすくなり整列が難しくなったからです。

 

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そして、一人一人の鞄を置く場所を決めました

 

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今までは、鞄を放り投げていたので、一人一人の場所にネームプレートをつけて、自分の鞄をどこに置けばいいかわかる仕組みを作りました

 

生徒は「ここは私の場所!」と言って、自分の置く場所があることを喜んでいました。

 

片付けの基本は、「決められた場所に決められたものを置く」ことなので、この決められた場所を提示してあげました。

 

以前までは、「片付け」といっても何をすればいいかわからない状態だったので、一つ一つのステップを細分化して伝えました。

 

今日の授業では、少し日本のことを教えました。

 

「絵を書く」時間があったので、簡単な「日本の国旗」を書かせてみました。

 

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書き終わったら自慢げに見せてきました。笑

 

また、お辞儀の練習なども生徒は喜んでやっていました。笑

 

 

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異なる文化の慣習を楽しんでいるようです。

 

授業中には、クワイエット・ゲーム(Quiet Game)の実施をしました。

 

これは僕が考案したゲームで「ただ5分間黙って勉強をする」というものです。

 

この間は「おじゃべり、立ち歩き」一切禁止です。

 

「質問がある」時だけは静かに手を挙げて先生を待つことができます。

 

このゲームをしている間は、話し始めた瞬間にビヘイバー・チャートのネームプレートが下がります。

 

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また反対に、5分間一度も話すことがなかったら、名前が上がります。

 

これを、授業中にうるさくなってきた時間帯を見極めて実施しました。

 

結果的に、生徒たちは見事に静まりました。

 

5分間生徒たちは一言も話さなかったので、ちゃっかり9分間までゲームを延長しました。笑

 

終わった後は、「よく集中していたね」と褒めて、名前を一段階上に上げます。

 

「常に静かにしている」必要はないと思いますが、1日の間に何分かは「しーんと」して勉強に集中する時間は必要だと思います。

 

掃除タイム

 

一日の授業の終わる前には、「掃除」の時間を作りました。

 

この学校は、アメリカと同様に掃除の文化がありません。

 

(この記事でもアメリカの掃除文化について書いています。)

kyouikuwoamerikade.hatenadiary.jp

 

 

なので、「清掃員」を雇って全ての教室を掃除をしてもらっています。

 

僕は、自分の教室は最低限は自分たちできれいにするべきであると考えたので、生徒たちに「ごみを拾おう!」と言いました。

 

これも、ただ「ごみを拾う」というのではなく、「ゴミ拾いゲーム」として、

 

「ごみを10個集めるゲームをしよう!」と言います。

 

なんでもゲームって言うだけで、あら不思議。

 

生徒たちは掃除するのをやる気出はじめます。

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「ゲーム」って魔法の言葉ですね。笑

 

でも、こうしたちょっとした工夫やテクニックで生徒の態度ががらりと変わるのはとても興味深いです。

 

だからこそ、1つ1つの言動や行動まで気配りをしなければならないと感じました。

 

 掃除をして教室もきれいになって、気持ちよく帰ることができた最終週2日目でした。

 

この学校にいるのも残り3日です。

 

 

 

 

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